名前はいいけど中途半端やな

地域でまちづくりをやる上で、ネーミングってすごく大事だと思っています。うまい名前は、気持ちの壁を取り払ってくれるものですよね。

「フリーマガジンぶうめらん」を作り時でも、そのあたりはけっこうこだわっています。キャッチコピーやタイトルに一番時間をかけてしまうことも多々あります。「おてらりー」とか「セキスポぶうめらんど」、「せきぶつあー(石仏の紹介)」、行きつけにしたいお店「なじみせ」、サイレン塔イルミネーション「サイレン塔ナイト」などなど。まあ、基本はダジャレです・・・。それでも結構ほめてもらえることが多いです(笑)

先日、関出身のクリエイティブディレクター栗山圭介さんが戻ってこられた時に、一緒に飲ませていただきました。
そのとき栗山さんからこんなお言葉をいただきました。
「サイレン塔ナイトも名前はいいけど、中途半端やな。もっと仕掛けをつくらないと」
確かにその通りなんです。
サイレン塔ナイトは、「サイレン塔を関のランドマークに!その場所を憩いの場にしよう!」というメッセージをこめています。しかし、イルミネーションをしてその後、登ってもらう仕掛けや、ストーリーの発信が非常に弱いのです。最初はフォトコンテストとかやりましたし、今回もテーマを恋にしましたが、中途半端なんです。

東京でニートやひきこもりを支援しているコトバノアトリエというNPOはネーミングの面でもすごく注目してみておりました。
ニートのためのインターネットラジオ局「オールニートニッポン」とか漫画家志望の若者に格安で住居を提供する「トキワ荘プロジェクト」とか面白いんです。著書とかを見ているとやはりちゃんとした仕組みにされている。

ネーミングのお化粧にともなう中身の仕掛けをもっと意識しないといけません。あったりまえのことなんですが、特に継続事業となると、忘れがちになってまいますしね。

でもぶうめらんに流れる、ゆるくて、かる~いノリが大好きなので、小難しく考えすぎて行政の広報誌みたいにならないようしなければ!
by takayukin_k | 2009-12-23 19:19 | フリーマガジンによるまちづくり

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


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