今だからこそ白骨!!

行ってきました。
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久々の土日完全休業。
白骨温泉と高山へいってきました。

今だからこそ敢えて白骨です。
ず~と「行きたい行きたい!」とは思いつつ行けなくて、白骨への期待が膨らみまくっていた時にあの事件が起きました。
一時はかなりがっかりして、『週間 日本の名湯~白骨温泉~』をグチャグチャにしましたが、まあ、落ち着いて考えてみれば、湯の質は変わらないんだし、温泉の素をいれていたのは一部だけだし、逆に今行くことがおもろいんじゃないかと思い行ってきました。

 いや~良かったっすよ~(^^)お金がないので白骨温泉では泊まれず、外湯だったけど、湯が本当に濃い。においもすごい。色も着色してなくても真っ白。期待通りでした。やっぱり夏休みの土曜日としてはかなり空いていたのではないでしょうか。道も渋滞もなかったし、すんなりお風呂にも入れました。
 有名な公共露天風呂が事件のせいで休業しており、入れなかったのは残念だったけど、大満足でした。

 そして、次の日は高山へ行ってきました。
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 いや~高山はやっぱりすごいなー。今働いている地域で大きな課題となっている「歴史的町並み保存」、「市街地の景観」という部分を、昭和30年代から取り組んでいるんだもん。国としても今年、景観三法をつくって積極的に乗り出してきている課題にいち早く手をつけて、それでこれだけ観光客が来る地域にしてしまったんだからすごい!
 歴史的町並みの地区はおみやげ屋さんが並びすぎてちょっとゲンナリした部分もあったけど、歴まち地区のお店も、普通の商店街のお店もほとんどが、そこを通るお客さんに開かれているのがすごいと思った。よく普通の商店街で見かけるのは、卸しや配達をメインでされてたりして、お店にはただ商品が並べてあるだけとかがある。高山で見かけたのは、果物屋さんだったら、必ず果物ジュースを売っていたし、味噌を作っているところは味噌汁をただで飲ましてくれたし、造り酒屋は雰囲気のある蔵でカフェスペースを設けたり、酒ソフトとか粕漬けとか売っていた。
 まあ、「人が来る」→「人に買ってもらうように商売をがんばる」→「人が来る」みたいな相乗効果で、「人がこない」→「来る人を対象とした商売をしない」→「人がこない」みたいな逆スパイラルがおこっているんだろうなー。どうやればその流れを逆流できるんだろ・・・。
 高山で今ほどお客がこなかった時には、伝統的な景観を保存しようという動きがきっかけとなり、だんだんとお客さんも増え、商店の意識も変わっていったらしい。僕の働いている地域の商店街でも、加賀地方の伝統的な婚礼物としてある「花嫁のれん」というのを各家々に飾るという取り組みで驚くほどにお客さんがきた。それがきっかけでお店の人の意識も少し変わったらしい。
 やっぱり、商店街の活性化には各個店個店ががんばるというのが一番重要。商店街などの組織としてやることは、がんばる気になるきっかけとなる、商店街にお客さんが来るような仕掛けや取り組みなんだろうなと思った。
by takayukin_k | 2004-08-22 23:32

岐阜県関市の魅力をせき・まちづくりNPOぶうめらん代表北村隆幸の好みで発信するウェブメディアです。関に住んで、まちづくりに取り組む人ならではのディープな関の魅力を発信中。たまにまちづくりを暑苦しく語ります。


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