まちづくりの仕組みをつくること
2009年 06月 05日
さてさて、最近、まちづくりの仕組みづくりについて考えさせられる機会が重なりました。
先日、温泉シールラリーゆらんを運営されている大野泰裕社長にお会いする機会がありました。温泉シールラリー。温泉好きの僕としては、以前から大変興味を持っており、さらに大野さんが関の方と知って、ぜひともお会いしたいと思っていたところでした。
温泉シールラリーゆらんは、参加している温泉施設に入浴するとシールがもらえ、そのシールをためるとプレゼントに応募できるというもの。
温泉シールラリーゆらん
2008年度は東海、北陸、関西の120箇所以上の温泉施設が参加しています。シールを集めたくなる手法や、1,000円の会費を払えば、1,000円以上の割引がもらえる会員制度、広告収益の仕組みなどなど、参加者も温泉施設も、運営者も三方良しの仕組みが最高にうまいのです。
大野さんの話から、ぶうめらんを読むだけではなく、さらにもう一歩読者が参加できる工夫をすることで、さらなる価値や収益を生み出す仕組みがつくれるということを感じました。
いや~新たな視点を頂く事ができました。
また、話は変わりますが、最近『「20円」で世界をつなぐ仕事』という本を読んでいます。
NPO法人TABLE FOR TWO事務局長の小暮真久さんというマッキンゼーの戦略コンサルタントから社会起業家へ転進された方が書かれている本です。
先進国の社員食堂にカロリーオフのヘルシーメニューを加えてもらい、そのうち20円が発展途上国の子供たちの給食費に寄付されるという事業をやっているそうです。色々と面白かったんですが、この本で、人が喜んでいいことをしたくなる仕組みをつくることこそ社会起業なのだという部分にひどく共感できます。
ぶうめらんはまだまだまちづくりの仕組みを構築できていません。
企業会員にしても「応援してください。でも、メリットは何にもありません」と堂々と書いています。でも正直それだけでは、10年会員を継続してくれるかはかなり疑問です。
読んでくれる市民も、応援してくれる企業も、そしてぶうめらんも喜んで関のために動きたくなる仕組みをつくって行かねばなりません。
ぶうめらんは、小さなな地域メディアをはじめたばかり。この形になりつつあるリソースを使って、これからなんでも出来るんです。
活かすも殺すも、この1年次第でしょうか。
シール貼りに時間を費やしていてはいけない・・・。
ということで、次はノーミスでやらねば・・・。