行政と協働、ふと難しさを実感。
2009年 02月 24日
よく協働が書かれた本には、行政、NPO相互の理解が足りないという課題が指摘されています。
いやいや、そんなことぐらい分かるでしょ。と思っていましたが、今日、それらしいことに出くわしました。
ある行政の方から
「残念ながら、先日提出いただいた件、ダメでした。」とお電話が。
驚きました。
その件に関しては、事前のヒアリングのような感じで、すごく簡単な書式に数行の概要と予算を少々書いただけ。
まさか、それで審査されているとは思ってもみませんでした。
参考にされる程度だと思っていたので、具体的につめていないスカスカの計画。話しを聞くと、2,30提出してもらったものをもとに委託事業として構築していくのだとか。そういう手法があるんですね。行政的にはこれまでもやってきた手法で、当然の概念なのかもしれませんが、私にとっては初めて知ることです。知っていたら汎用性も継続性ももっと注意して書いたのに・・・。むむむ…相互理解の不足かも。
チャンスを逃しちゃいました。まあ、何事にも全力で取組まなかった自分が悪いのです。
また、行政委託の怖さも感じました。
あるNPOの方のメールを見て、これまでずーと請負ってきた行政の事業が、突然4月から1千万円近く減るのだとか。当然人を雇っているわけで、そうとう大変ですよね・・・。どこかの本で、NPOの資金繰りは「会費」「補助金・委託」「自主事業」で3:3:3が望ましいと書いてありました。ただ、30%も補助金や行政委託の内訳も、大きな事業に依存するのではなく、ある程度リスクを分配する必要もあります。分配しすぎても、少ない金額のくせに、報告書をしっかり書かなくてはいけなくて、助成金貧乏になってしまいます。難しいところです。
自主事業が一番安定しているのですがね~。そこが安定できるのであれば、民間でできるし。
いやいや面白い問題です。
ぶうめらんは、本年度、「会費:自主事業:補助金・委託は3:6:0.5」 くらいでしょうか。
まあ、好きで、補助金0.5になったわけじゃないんですが・・・。