パフォーマンスにするな!政策総点検。
2008年 07月 20日
さて、まじめなお話し。
現在、関市役所では900事業におよぶ事務事業の総点検が行われています。昨年就任した新市長のマニフェストではじまったもの。パフォーマンスが多く中身がない市長が取組んだ、唯一まともな事業だと思っていました。
しかし、若干キナ臭くなってきました。
関市は、今年度から本格的に事務事業評価を導入しており、それは、毎年繰り返して評価をしていきます。今回の政策総点検は、事務事業評価よりも、1つ下の階層の個別具体的な事業について、有効性を総点検しています。毎年やるものではなく、900もの事業を総点検することは、今後、しばらくはないと思います。
それが、かなり遅れているようです。
ある市議会議員の方とお話ししていると、本来の予定であれば、
政策総点検の完了→7月にパブリックコメント→9月に議会報告→10月に最終公表→その後、各部署が来年度の事業予算に反映させる。
というものだったらしいです。最後の「来年度の事業予算に反映させる」という部分が大事なんです。でないとやった意味はありません。
それが、7月の後半になってもパブリックコメントができる状況ではないようです。そうすると、議会報告がずれ込み、12月議会での報告になってしまいます。
12月議会終了後、事業予算に反映させるといっても、すでに次年度事業はある程度固まっており、反映することができなくなってしまいます。政策総点検が『無意味』になってしまうのです。
今回、職員の方が大変な思いをして行った政策総点検。
そのパブリックコメントを、単なる「市民にお聞きした」という形だけの「パフォーマンス」にされてしまわないために、フリーマガジンに「政策総点検のパブリックコメントをみんなでしようよ」というメッセージをどこかに載せるつもりでした。
しかし、パブリックコメントを通り越して、政策総点検自体が「やった」というパフォーマンスになりかねない状況。
何かしら動くべきか・・・。そんなことを思いながら、様子見をしているところです。