関の公共交通が動き出した気がする
2008年 07月 04日
以前より自分は、関に電車を望む会という会に所属し、廃線になった岐阜関間の路面電車復活の活動をしています。
今回は、いろいろとゴタゴタはありますが、関商工会議所がコンサルタントに発注するという形で行った調査。それに関に電車を望む会もふか~く関わっています。この調査に関しては、いろんな、おとなのイヤラシイ部分が見え隠れというか、みえっぱなしでした(笑)
それでも、今日の調査報告会は、関の公共交通の取組みにとって、エポックメイキングになりそうなすばらしいものでした!
動員で、市役所課長部長がほぼ全員、副市長2名も出席。商工会議所専務理事や市議会議員も議長はじめ多くが出席されていました。
これだけの人が出席している前で、共同執筆していただいた、この分野の権威の大学の先生3名がお話しが「なるほど!」と思えるもの。電車必要性の理念的な部分だけでなく、「では、これから関は具体的にどのようにしていけばよいのか」が明確になっていました。
しかも、関市の担当課は、すでにその方向への取組みをはじめています。
具体的には・・・。
今年の4月に国の法律が施行され、市町村が『地域公共交通相互連携計画』というのを作り、その計画を実行するのに、国からの補助金がでることになりました。
それに、手を上げたのが、全国2800市町村の中の170くらい。そのうち、112市町村が認定されました。関市も認定され、その中でもかなり多くの費用をもらえたそうです。
今は、その計画を作るための会議を立上げ、今年度中に完成する予定です。
この計画は地域の総合的な公共交通網を整備する計画ですから、電車だけではありません。
ただ、この計画の中に、「関と岐阜の間はやはり、電車が必要だよね。あるものは活かさないと。」という内容が盛込んでもらえればしめたものなのです。
この計画を協議する会議の中には執筆していただいた先生も入ってみえます。
しかも、その方は、岐阜市の同じ計画をつくり会議の座長もされてみえます。
以前、電車が廃止になったのは、岐阜市が断念したから。
岐阜市の計画の中には、関市と岐阜市の交通の充実も入っているそうです。
これはもう、すっごい追い風が吹いているとしか思えない!
そんなことを感じさせてくれた報告会でした。
電車が復活したら、夜中だけ走る「痴漢電車」サービスでもやろうかな・・・。