住みたいところには生活に根付いた文化がある
2019年 05月 21日
改めて聞いてみると、移住定住施策は、課題も多いですね。
一番の問題は、成果の数字が計れていないということ。
いや、数字は出てるじゃないと言われる方もいると思います。
たしかに、岐阜県が発表している数字では、こんな数字です。
平成29年度には、1313人の県外からの移住で過去最高!とあります。
が、下の注意書きを見てください。
移住者数字:市町村の相談窓口を通じ、あるいは市町村の移住定住に係る各種支援を受けて、新たに生活の拠点を圏内にうつした人数
とあります。
つまり、施策評価でしかないんですね。
県全体として、移住者がどれだけきているのか計れていません。
これを測るためには、移住の定義をはっきりして、市町村の市民課の窓口でアンケートを取る必要があります。人口の少ないところなら可能ですが、岐阜市とかは大変な労力になります。
まずは、そこが問題になるのですが、せっかくなら、関市はこのアンケートをやってもらいたいものです。
さてさて、東京で移住相談所を運営する方と話をすると、移住先を選ぶ決め手は、仕事や住まいもあるけれど、やっぱりその地域の文化が大事だと言います。
たしかに、私が以前住んだ石川県七尾市では、「デカ山」が繰り出す青柏祭があり、デカ山の組み立てや木遣りの練習など、徐々に盛り上がるまち全体の空気が大好きでした。
まあ、ないものでだりしてもしょうがないですもんね。
ただ、文化とは派手なものでなくてもいいと思うのです。
香川の人のうどんへの愛情とか、板取の山水を使う日常とか、日々の生活の中にある文化が大切ではないでしょうか。
図書館もいいですね。岐阜市では、メディアコスモスができて、岐阜市を住む場所に選ぶ人も出てきたそうです。
関市はどうでしょう。ありますよね!生活に根付いた文化が。
それがモーニング(笑)
一宮市にも負けていませんよ!
今も、このブログは、カフェアダチでモーニングを食べながら書いています。周りには、おばさまたちがいっぱい!
当たり前のように、朝、人が喫茶店に集まり、話したり、本を読んだり、頭の整理をしたりする風景があります。毎日の生活にあるモーニング。それがとても素敵な文化です。
もちろんこれだけで移住者が来るとは思いませんし、そのためにあるわけではないですが、その土地にある日常の生活文化。その積み重ねと、そこに光をあてて見える化させていくことが、すみたいな、戻りたいなと思う要因になるのではないでしょうか。
http://www.vousmelan.com/story/#story1
フリーマガジンぶうめらんはボランティア編集部によって作られています。
編集部員募集中!
http://www.vousmelan.com/story/join.html