11th東海若手起業塾vol.2 こんな感じで取り組みました。
2019年 03月 05日
子育て支援なのに、私の子育てをないがしろにしてはいけない!と娘を風呂に入れてからのぞむためにこの時間。
(入れれない時もあったけど。。。)
まめっこさんは、子育て支援の親子の広場を名古屋で運営していて、いくつもの拠点があるスタッフ20名を抱える大きな団体です。
設立も1993年と老舗NPO。中井さんはその2代目理事長です。
中井さんは、子育て広場を運営する中で、育休中のママと接することが増えて、悩みが深いことに気がつきます。
このまま広場の運営だけで、この人たちの助けになることができるのかという問題意識を持って、この塾に参加されました。
ただ、育休復帰支援、仕事と家庭の両立みたいな分野は、企業も含めすでに様々な団体がやっているところ。
この間、この分野について、折を見ていろんな方にご相談しましたが、いまさら?みたいな話をされることも多かったです。
それでも、この問題、全然解決されていないですよね。
そうなんです。色々と調べたり、アドバイスいただいたり、ヒアリングして分かってきましたが、
この問題は、妊活とかから考えると、全体の構造については、まだやっと調査が出てきた段階です。
さらに、人生100年時代の働き方の多様化も考えると、もう範囲が広すぎて、複雑に絡み合っているのです。
キックオフ研修で様々な指摘を受けて、私たちチームは、視野の狭さを痛感しました。
まずは、ちゃんと問題の構造を検討し、その仮説に基づいて調査して、なぜ解決されていないのか、
ちゃんと構造把握することが第一だということになりました。
そこで、グラフィックレコーダーにも入ってもらって、みっちり戦略会議をして、この問題の関係者とその役割を見える化しました。
そのステークホルダーマップは、そのうちまめっこさんからアップされると思いますので、ここでは控えますw
ある程度関係性が見えてきてた中で、
「企業の制度は整ってきたが、その制度を使いにくい、会社と本人との相互理解」
という点にスポットを当てる必要性がみえてきました。
そこで、育休中の方々へのヒアリング&アンケートや、会社へのヒアリング、上司へのヒアリングをして、
その辺りを深掘りした問題構造を分析しました。
そこから、育休復帰をするママは、育休復帰前~育休復帰後1年に特に困っていて、
その困っている相手は6割近くが上司ということが見えてきました。
そして、そのアンケートから
上司と本人との問題の要因を「配慮不足」、「知識不足」、「仕事の割り振りの不満」という3つに特定。
その3つに対する解決策を考えていきました。
この間で、プロボノ濱谷さんには、ブラザー工業で働く方へのヒアリグの機会とか、実際にテストマーケティングのイベント開催を人事部に掛け合ってくれたりとか、大活躍。
さらにソリューションの一つの可能性としてゲームまで作ってくれました。
最終報告会終了後の振り返りで、この半年の自分のモチベーションマップを書きました。
中井さんは、最初はやる気で、あとはずーーーんと下がって、ある程度見えてきた最終報告会に向けてまた回復。
そうです、そうです。僕もそうでした。
これぞ東海若手起業塾という感じです。
中井さん、大澤さんには、日々の業務が山積みの中、本当に、投げ出さずに頑張り抜いてくれました。
最後のお二人の決意を聞いて、今後がとっても楽しみになりました。
私も、濱谷さんもできるかぎりお手伝いしていきたいと思っています!