小規模多機能自治「世帯1票」には大学生も不満。
2018年 06月 30日
大学の授業の中で、小規模多機能自治の話をしました。
毎回受講生の約70人に感想を提出してもらっています。

今回の感想では、特に「世帯1票から一人1票に」というところに共感してくれた人が多かった。
普段はここよりも、具体的な事例とかの方が引きが強い感じがします。
この反応の違いは面白い。
よく考えたら、いろんなところで小規模多機能自治の話をしているけれど、
ほとんどが、「世帯1票でも、自分の意見」である、戸長の人たちの前が多いです。
若者は、世帯1票にしたら、外れるわけで、意見が取り入れられていない人たちの前で、小規模多機能自治の話すのは珍しいことでした。
この授業ではワークとして、ある地域でとったアンケートの世代別の結果を見てもらい、そこから
今、この地域で何をするべきなのかを考えてもらいました。
自分たちの世代が求めてないのに、おじさんたちが決めてやっていることへの
明らかな不満がでて、自分たちならこうやるのにという話が出ていました。
こっち側からのアプローチも大事ですね。
地域の運営側は、若者や女性に任せる場づくりが必要。
若者や女性は、そこでやってみるチャレンジが必要。
地域はそこで金は出しても、口をださずに任せる必要があります。
既存の部会の中に入れさせたがるのですが、そこに数人若者が入ったとしても、無理です。
そんな例を山ほどみてきました。
どーんと任せる。
毎回70人の感想を読むのは大変だけれど、色々と大学生の今の生の考えに触れられて楽しいです。
その成績つける時間給入ってないけどね(笑)
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