いつの間にか年度が変わってしまいました。
忙殺された平成29年度末もとりあえず、日付的には終わりましたので
心機一転いきたいと思います。
平成30年度は、関の若者が戻り住み続けられるまちとなるために、
高校生のキャリア支援の取り組みや企業の採用支援の取り組みに力をいれていきますが、
市民活動支援の文脈では特に、「総働の仕組みづくり」に力をいれるつもりです。
NPOと行政、市民と行政という2者間での協働ではなく、解決すべき課題を真ん中において
地域の関係者すべてで力を合わせて解決する考え方です。
昨年度、「関のソーシャルビジネスプレゼン大会」を開催しました。
その反省会で出たのは、まさに、総働の必要性です。
「関市から介護疲れを減らす」というテーマでプレゼンされましたが、
介護疲れの原因を分解すると
精神的、身体的、金銭的、制度的、情報面等がありますが、鍼灸師の森さんがまずできることは「身体面」のケアの部分だけ。
本当にこの課題を解決するためには、
ケアマネ、包括支援センター、民間企業、民生委員、看護師、行政等が必要ですよねという話になりました。
また、産後ケアをやりたいとプレゼンしたバランスボールの塚原さん。
「産後ケア」って、バランスボールの方、保健師、助産師、看護師、産婦人科医の業種で、
言っている意味が微妙に違っています。
それぞれの「産後ケア」の概念をすり合わせして、トータル的な産後ケアについて
それぞれで話をする場を作る必要があるということになりました。
こういった話し合いの場のことを地域円卓会議とも言っています。
市民活動センターとしては、この総働の場の仕組みをつくる必要があると感じています。
毎回、その課題がでてきたときに、円卓会議を提案するのではなく、
円卓会議を開催するようなしっかりとした行政の仕組みを作らなければいけない。
毎年、課題共有のための円卓会議を開催し、その会議の中で、
これは、もっと調査をしましょうなのか、まずはテスト的に市民活動でやってみましょうなのか
大事なことなので、来年度予算をつけて取り組みましょうなのか。
を振り分けていきます。
この振り分けた先が、現在関市の仕組みでもある、市民活動助成金となったり、協働推進委員に協力してもらったりすることになると思います。
ということで、今年度は、この総働の仕組みづくりに力を入れようと思っております。
まずは、先進事例である岡山市の取り組みを学ぼうと思います。
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