関のモーニング全店制覇の旅vol.65 ハーベスト。「今、頑張っているパパやママが洞戸に住みやすくなるために応援したい」
2018年 02月 11日
「洞戸のカフェ・ハーベストの武藤さんと語ろう」

私たちと同世代のお子さんをもつママ、武藤記子さんが経営するハーベストでは、カフェだけでなく、駄菓子や文房具の販売や、トールペイント教室やフラワーアレンジメント教室などが開かれています。
小関:どうして洞戸でカフェを?
武藤さん:もともと出身は広島で、働き盛りは名古屋で働いていましたが、それから家族で洞戸に移り住むことになって、15年になります。以前は洞戸のNPO法人や、生涯学習センターに勤めていました。
カフェを始めることになったのは、知り合いから声をかけてもらったのがきっかけ。
改装費や片付けが大変で、やっとオープンしたのは今から6年前になります。
合併前から、スーパーや喫茶店など、洞戸からどんどんお店がなくなりました。だんだん活気がなくなる洞戸を見て、「何かやらなきゃ」、そんな気持ちでカフェを開きました。
子どもの必要なものが買えて、運動公園に来た人が合間に立ち寄れるように、駄菓子や文房具が買えるカフェにしました。今では子どもからお年寄りまで見守れる、地域密着型のカフェになりました。
川村:これまでにもいろいろやってきたんですね。
武藤さん:自分にできることをやってきたらこんなことになっちゃった(笑)。でも子どもが大きくなる前から始められてよかった。歳をとってからだと、地域に溶け込めず引き籠っていたと思います。子どもを通じて、地域に自分を知ってもらえました。
加藤:カフェを経営するのは大変ですか?
武藤さん:食品衛生責任者の資格や、保健所への登録などの準備が必要です。他にも、持ち帰りには菓子製造業が、ジャムを販売するなら瓶詰製造の許可が必要です。
看板の設置や、板取への観光客の増加のおかげでお客さんも増えましたが、利益優先ではなく、自分にできることを大切にしています。
丸茂:洞戸にこんな素敵なカフェがあるなんて!地域と繋がり続ける気持ちの源は何ですか?
武藤さん:どの仕事も、やっている人が「楽しそう」だったから、この輪の中に入りたいと思えました。自分のできること、洞戸でできることを探した結果が今に繋がっています。
これからは次世代に引き継ぐ番。地域行事も若い人に繋いでいきたいのですが、なかなか難しい。
今、頑張っているパパやママが住みやすくなるために、このカフェを通じて洞戸を応援していきたいです。
応援のひとつとして、キウイフルーツを使ったメニューの提供もしています。「キウイの宴」というコンテストは知っていますか?キウイを使ったメニューを募集する企画ですが、コンテスト後もここでメニューを提供できるようにしています。
和田:趣味も仕事に生きていて、すごいですね。
武藤さん:「やりたい」と思っていることは、今はできなくても、絶対できるときが来る。思い続けることが大切ですよ。
夢を実現できたのは、地域の思いと自分にできることを紡ぎ続けた武藤さんのあたたかい姿勢の賜物でした。
お世話になったお店
ハーベスト(月・火定休日)関市洞戸黒谷135-1
営業時間:水木金15時~18時、土日9時~18時
連絡先:090-2267-3159
洞戸住民のあたたかい空気が流れるほっこりカフェ。
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