鳥屋(かすみ網)猟とは何か。イラストでわかりやすくしてみました。

ぶうめらん61号では関市上之保の鳥屋市(とやいち)を特集しました。

鳥屋市の名前の由来は「鳥屋(とや)」からきています。

 鳥屋とは、渡り鳥の狩りの手法で、主につぐみを獲っていました。全国で乱獲が問題となり昭和22年に禁止となっています。

話を聞いてそんな文化があったのか!とびっくりしました。

鳥屋についていろんな方に話を聞きました。

それをもとにイラストで描いてみました。

鳥屋(かすみ網)猟とは何か。イラストでわかりやすくしてみました。_a0026530_11422648.png
hayashi kana作

1.山の尾根に沿って、木を切り、道を作り。かすみ網と言われる網を仕掛けます。山の上に小屋を建て、網の内側に「おとり」と言われる鳥を入れます。

3.狩りは早朝。おとりの鳥を鳴かせると、それにつられて、鳥たちが一斉に山を下に向かって下りてきます。鳥が下りてきたら、小屋から出した「追い棒」をふり、大きな音をたてます。おどろいた鳥が森へ逃げ込もうとして、仕掛けてある網に一網打尽にかかります。

鳥屋は、ある方が、覚えているだけで、この地域に5つ以上の鳥屋があったそうです。(上之保全体では10個ほど)

鳥屋と宿を営んでいたうちでは、お客さんに鳥屋を見せていたそうです。「私が子どもの頃、父は朝3時ごろに山に登り小屋に入って、私は、朝5時ごろお客さんを山に案内しました。朝靄の中で鳥が一斉におりて来る景色は、今でも忘れられないほど美しい光景でした」

また、別の方は、「小さい頃、鳥屋をやっている家に遊びに行くと、とれたてのつぐみを食べさせてもらえてなー。あーれはほんとうまかったー」と話します。


この文化がこのまま忘れ去れていくことは惜しい!

そう思い、上之保の鳥屋の思い出を語るためのイベントを開催することにしました。


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映画『鳥の道を越えて』上映会と鳥屋の思い出を語る会
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鳥屋の文化は、中濃・東濃地方に根付いていて、古くから行われてきた伝統的な風習です。
しかし鳥屋はもう途絶えています。

私たちはこの鳥屋のことを語り継いでいかないといけないと思い調べたところ、この鳥屋を追ったドキュメンタリー映画が平成26年に作られていたことが分かりました。

この映画上映会とともに、上之保のみなさんが鳥屋の思い出を語る会を企画します。

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映画『鳥の道を越えて』上映会と鳥屋の思い出を語る会

日時:3月18日13時半~16時
場所:上之保生涯学習センター大会議室
内容:第1部 映画『鳥の道を越えて』上映会
   第2部 鳥屋市/上之保の鳥屋の思い出を話そう
       スピーカー:藤村伸隆さん他
料金:100円 投げ銭歓迎!
定員:100名
申込方法:こくちーずサイトからお申込み下さい。
https://ssl.kokucheese.com/event/entry/503762/

共催:上之保ふれあいのまちづくり推進委員会、特定非営利活動法人せき・まちづくりNPOぶうめらん

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ドキュメンタリー映画『鳥の道を越えて』
https://www.torinomichi.com


鳥屋(かすみ網)猟とは何か。イラストでわかりやすくしてみました。_a0026530_11553329.jpg


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by takayukin_K | 2018-02-08 08:00 | 地域メディアのまちづくり

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