地域づくりの担い手不足。やはり若者がチャレンジするソーシャルビジネスが大事。
2017年 11月 24日
関の池上彰を目指して、関のニュースをわかりやすく解説するこのコーナーを、
フリーマガジンの中で連載しています。
今回は、ソーシャルビジネスについて。
人口が多くない関市では、地域づくりの担い手がはやり足りません。
そのために、小学校区に一つ、その地域の地域づくりを行う地域委員会には
大いに期待して重点的にサポートをしているつもりです。
ただ、やはり、もう少し、自分のビジネスとして、継続的に地域づくりを行う人が
出てこないといけません!
第2回 ソーシャルビジネスが大事です。
突然ですが、関市に事業所はいくつあるか知っていますか?
約5,100社あります。
私はいつも思います、その企業の半分でも地域の課題を解決しようと
取り組みをはじめたら、すごいインパクトになると。
企業が本業で地域の課題に取り組む、これを
「ソーシャルビジネス」と言います。全国でもその事例が増えて来ました。
簡単にいってしまうと、例えば車のプリウスですね。プリウスが広がることで、
排気ガスを減らしたり、化石燃料の使用量を減らしたりすることができます。
企業の社会貢献というと、ゴミ拾いや協賛金など奉仕のイメージがありますが、
なかなか継続が難しいですし、地域の課題解決にまでは至りません。
私は「ソーシャルビジネス」に取り組む企業を増えることが、
関市にために大きな意味を持つと考えています。
そこで難しいのは、社会性と儲けのバランスです。
儲からなければ本業にできませんよね。
そこで、サポートが必要になるのだと思います。
関市では、そういった企業を増やそうと取り組みが行われています。
一つが、関のソーシャルビジネスプレゼン大会です。
これは我々が運営する市民活動センターの事業で、昨年からはじまりました。
関でソーシャルビジネスをやりたいと考える若者が、
ゲストの市長や専門家の審査員の前でその事業を発表。
評価やアドバイスをする企画です。
昨年は、5名が参加し、グランプリには、助産師の田嶋恵子さんが選ばれました。
(そこで発表された事業が今年度関市との協働事業で動き出しています!)
もう一つが、関の未来・社会貢献プロジェクト「みらプロ」です。
企業の社会貢献と売り上げを両立するプロジェクトを応援するものです。
今年度10個のプロジェクトを目指していますが、すでに3つのプロジェクトが立ち上がりました。
その一つが「フラワーバンク」と名付けた緑と花の坂井さんの事業です。
坂井さんが余りそうな花を無償で提供し、
花のある生活を広めていこうという取り組みです。
第1弾としては、ひとり親家庭の子供達を対象とした
無償学習塾を行う子援隊さんと連携し、そこの通う子どもへ花を提供し、
親へのメッセージを書きプレゼントする取り組みです。
少しずつですが、このような機運が盛り上がり、
本業で社会貢献する企業が増えていけばいいなと思っています。

関のソーシャルビジネスプレゼン大会
平成29年2月3日 13時30分から15時30分
場所:わかくさ・プラザ学習情報館音楽室
http://www.vousmelan.com/story/#story1
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