高校生の関の企業へのインターンシップをはじめました。
2017年 08月 29日
今年ぶうめらんの新規事業として、高校生のインターンシップをはじめました。
一通り終わってみて、すごくいい事業にできた!という手応えと、
来年度に向けて根本的に変えていかねば!という危機感が入り混じっております。
これまで、フリーマガジン高校生ぶうめらんを関市美濃市の高校生全員に配布して、
この地域の仕事を紹介してきました。高校生が将来的にこの地域で働くことを選択肢に入れて欲しいという想いです。
ただ、読むだけでそれを達成するのは難しい。
次の手として、実際に高校生が会社を体験する場こそ必要と考えました。
今回は、関商工の商業科さんと連携させてもらえて
総合コースの2年生77人全員に1日インターンに参加してもらうことができました。
ここ最近は、関商工の商業科は、求人倍率が10倍以上。約70人の就職希望の子に対して700社にからの求人があるんですって。
この地域の企業も、いい企業はたくさんあっても、ネームバリューにはなかなか勝てないとか。
であれば、実際に現場で出会って欲しいというのが今回の事業です。
高校生は1日訪問して、その後、その企業の紹介記事を書いてもらうという課題を出してあります。
今回参加いただけたのは企業は以下の9社です。
(有)三輪塗装
社会福祉法人桜友会
(株)大野ナイフ製作所
おきなや(株)
カフェ・ド・ギャラリーアダチ
協同印刷(株)
濃飛西濃運輸(株)
関牛乳(株)
(有)コバヤシヒーティング
高校生は企業を訪問して、経営者の話、従業員の話、そして仕事体験をします。
大野ナイフさんでは、
最初に社長からのお話→従業員さん4人の方からのお話→がっつり工場見学(途中仕事体験も挟みながら)→包丁で切る体験をしていただけました。
2万円から25万円以上の超高級包丁を月産5万5千本というから驚きです。
ほぼ包丁は少なくとも90の工程があって、その工程ほぼ全てを、内製化している工場はまさに圧巻。
特に研磨の工程は手作業でしかできないことも多く、研磨する人がずらーーーーとならんでいました。


高校生のアンケートを見ても全員が「満足」。ぜひ働きたいと思ったという子もたくさんいました。
普段工場見学を受け入れていない大野ナイフさんをじっくりみせていただいたことで、
僕が一番興奮していました(苦笑)
さて、今回の事業は、高校と連携させてもらえたことが大きかったです。
これまでいろんな高校生事業をやってきましたが、自主的な参加では、なかなか集まりません。
高校生は部活も勉強も忙しい。連携させてもらうことで、学校公式行事として何よりも優先して参加してもらえました。
部活を早引きしてきた子もいました。
今回の一番の気づきがありました。ある企業で、「みなさんの夢はなんですか?」との直球質問に高校生は照れながら「花に関わる仕事がしたい」「動物特に犬に関わる仕事がしたい」「看護師になりたい」と答えました。そこで僕は「それ全部つないであげられる!しかも関で。」と思ったのです。思い当たる企業もNPOもたくさん出てくる。その話をすると高校生はとっても嬉しそうでした。すごくいいニーズをいただけました。これを何か形にしたいなーと思っています。
何より、高校生のきらきら具合におじさんは圧倒されたのでした。