自分たちの地域を知る上で、地域の人口の動きを数字を把握することはとっても大切です。18歳未満の同居世帯率×高齢者率。関市市民活動センターでは、これを、関市の小学校区ごとに作っています。今年1月に、平成27年国勢調査の小地域の結果が公表されたことを受けて、5年前の平成22年の数値と比較したグラフを作成しました。
「18歳未満同居世帯率」からは、その地域の子どもは多いのか少ない のかが分かります。これを高齢者率とかけかわせることで、子どもが多
い地域なのか、高齢者が多い地域なのかが分かるのです。
平成27年国勢調査より関市全体(18歳未満同居世帯率25.4%、高齢
者率27.3%)を中心に縦軸、横軸に線をひきました。
すると、高齢者が少なく、子どもが多い地域のAゾーン(左上ゾーン)
には富岡、桜ケ丘、瀬尻、下有知、西部が、高齢者も子供も多い地域の
Bゾーン(右上ゾーン)には武芸川が、高齢者も子供も少ない地域のCゾーン
(左下ゾーン)には田原、倉知が、高齢者が多く、子どもが少ない
地域のDゾーン(右下)には安桜、旭ヶ丘、富野、洞戸、武儀、
上之保、板取が位置することになります。
このグラフからいえることは、それぞれのゾーンで取り組むべき
事業が変わってくるということです。例えば、Aゾーンでは子どもが
多く、高齢者が少ない地域なので、子育て支援や、子どもの交通安全
などの事業を中心に行うことが必要となります。
このグラフでは平成22年と比較して作成しましたが、どの地域も
総じて平成22年時よりも右下に移行しています。また、高齢者の増
加率が高い地域が多くあります。今必要な事業、今後取り組むべき
事業は何かを整理し、計画的に取り組むことで、今後抱えるであろ
う地域の課題への対策を取ることができます。 もう一つ作成したのが、「関市地域別人口コーホート図」です。
コーホート図とは、統計上の概念で、ある一定期間内に生まれた人の集団をいいます。たとえばある地域における10~14歳の年代層が、5年後の15~19歳の時の数の増減に よって、5年後にその地域から同世代が流入した、あるいは他地域へ流出したことが
わかります。
地域委員会ごとにまとめたところ、とても興味深い結果が出ました。
まず、15~19歳から24~29歳にかけて、人口が流出する地域が多くみられますが、
瀬尻地区、西部地区、特に下有知地区では、人口の流入が見られます。他地域では、
それに追随して、30~34歳から34~39にかけて人口が増えています。
市町村レベルの統計データはあっても、なかなか小学校区ごとのデータはありません。
こういうことを調べて地域のみなさんにお知らせすることも市民活動センターの役割だと
思っています。
この結果は、市民活動センター通信しっぷす27号で紹介しております。
しっぷす27号は、4月の広報せきとともに回覧板でまわしますし、
各ふれあいセンターでももらえますので、ぜひ手にとってごらんください。
また、ホームページ上でもアップしますので、こちらでもごらんください。
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