2017年、関はこうなる①「行政も市民も意識が醸成されている観光が大きなテーマになる」

やってまいりました。勝手に大方言2017年関はこうなる。
関のまちづくりをやってきた北村が、勝手に関の2017年を上から目線で予想する企画です。

この話を読んで、それに備えるもよし。くだらないと受け流すもよし。
信じるか信じないかはあなたしだい!

1、2017年、関は「観光」が大きなキーワードになる
関の2017年の大きなテーマとなるのは、間違いなく観光でしょう。
これまで関市は他市に比べて観光に力を入れているとは言い難い状況でした。
それが、2015年から2016年にかけて、モネの池と五郎丸大仏の大爆発、
刀剣ブームを受けてふるさと納税の刀の返礼品が完売、
そして、観光列車ながらの誕生等、全国に関市の名が広がる場面が増えてきました。

この成功体験を受けて、これまで「関には観光資源なんてない」と思っていた多くの市民の
意識が変わりつつあります。

そして、今年、関市は「関刃物ミュージアム回廊」の整備にいよいよ本格的に乗り出します。
刃物会館周辺を一体的に観光整備するという大きな事業です。
このエリア全体についての設計プロポーザルを1月中旬に公告し、
3月までに設計者を選定し、2017年度に設計に着手します。
12月議会の観光振興に関する調査特別委員会の中で、この整備事業について議題に上りましたが、
まだ中身がよく練れていなかったとかで、多くの議員から疑問の声が上がったと聞いています。
また、議会の一般質問でも、著名な建築家に依頼してはどうかということも出ていました。
どうなるか分かりませんが、この設計は大きなポイントになるでしょう。

また、もう一つその委員会の中で議題に上がったのが、観光協会の法人化です。
私は以前から、関の観光協会が関市役所の中にあって事務局を全て観光課の職員が
担っていることがおかしいと言ってきました。
職員が悪いというのではなく、ちゃんと観光のプロフェッショナルが専従職員となってやるべきなのです。
近隣の美濃市、郡上市は別法人で専門の職員が担っているからこそ、柔軟で、お金を稼ぐという視点も持って
できているのだと思います。

観光の成果とは簡潔に言ってしまえば、外からきた人に地域にお金を落としてもらい、それで地域全体が潤うことです。
一部の観光業者だけではなく、宿泊、飲食店、クリーニング、交通、刃物会社、地域住民等
地域全体が潤うことが大切です。
そのためには、関市のPRだけではなく、自分たちのポジショニングをして、ターゲットを決めて、
マーケティングをして、戦略を練る等が必要であり、かなり経営スキルが求められます。
それをどこまで行政の中だけでできるのかといったら、かなり難しいと思います。
その意味で、観光協会法人化は一つのきっかけになるでしょう。
初めから職員を置くことは難しいかもしれませんが、大きな一歩になると思います。

また、この観光を推進するにあたって、民間側のカウンターパートも必要なってきます。
一度きて終わりではなく、リピートしてもらえる観光地にならなければなりません。
また、「いまだけ、ここだけ、あなただけ」の言葉があるように、観光客は、本物を求めてきます。
本物とは、地域に住む市民にも根付いていること。
そして、観光客の満足度に大きく関わるのは現地の人とのふれあいなのです。

観光カリスマの山田桂一郎さんは、著書『観光立国の正体』の中で、

「何度でも訪れたくなる強い観光地の基礎となるのは、そこでクラスの人たちの豊かなライフスタイル」
「そこに地元ならではの生活文化や伝統本州自然環境や景観、地場産業が提供する本質的な価値に裏打ちされた商品製品サービスの提供が大切」
「前向きに動き始めている地域では観光とはまるで関係なかったお母さんたちが地元の食材を使った新メニューを考案していたり、子供たちが町歩きツアーなどのガイド役をかってたりしていてこれまでにない関係性の中で楽しみが生まれています」
と話しています。

そういう意味で観光のプラン作りと運営には、市民を巻き込んでいくことが必要な要素になるのです。
そのためには、観光協会だけでは難しく、市民、観光事業者、宿泊施設、飲食店、行政等コーディネートする組織が必要だと考えます。国も、日本版DMOということでこういったことを提唱しています。
関市にも必要になってくるでしょう。

また、観光の肝は「富裕層にちゃんとお金を落としてもらえる観光地になれるか」だと思っています。
これって関市には大きな武器がありますよね。
刀と刃物です。
ふるさと納税の刀返礼品や、福留房幸さんの「蛍丸復活」のクラウドファンディングの大成功で、
日本刀を求める富裕層が一定数いることがわかりました。
また、関の工場参観日においても、2016年の第3回において、プレミアムな体験ができる弟子入り企画が好評でした。

ぶうめらんが以前開催した
「刀匠とつくるマイ包丁づくり」の企画は、大当たりで、30分で定員がいっぱいになったほど。
富裕層が満足させることができる素材はあります。関市での宿泊、飲食にそれに伴って質を上げていく
ことが必要です。

現在民間側には、「ゲストハウス」をオープンしたいという方や、
「ぜんこっじさんぽ」という商店街の有志が善光寺に来たお客さんにも来てもらおうという
集まりが生まれています。
また、「おもてなし英会話」という市民活動団体も結成されて、刃物祭りで活躍しています。


今のうちから、いかにして観光客(外国人観光客も含む)にも対応する事業をできるかがポイントではないでしょうか。

持論も入りましたが、2017年は、市民的にも、行政的にも
観光に関しての意識が熟成されて、動きになっていく1年になるでしょう。

おっと、観光だけでこんなに長くなってしまいました。
そのほかはまた別の機会に。
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by takayukin_K | 2017-01-04 23:16 | 地域メディアのまちづくり

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