ハラダ食料品店さん本日(5/31)で閉店

関のまちでは最近、残念なお知らせが相次いでおります。

ピアゴ関店の閉店が決定。
大門商店街のスーパー「マルヘイ」さんが生鮮食品の小売りを終了。
そして、緑町にあるハラダ食料品店さんが本日で閉店されることなったそうです。

ハラダさんは創業66年。お店に立つことで生きがいをもらっていると話されていました。

昨年、ぶうめらんでは、お惣菜特集 で取材させていただきました。

数年前に閉店して、お客さんの声で「コロッケを頑張る」ともう一度復活したハラダさん。


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看板商品は手造りコロッケ。ご主人・原田正三さん(73)の「もうすぐ揚がるよ」との声が聞こえたら、コロッケ目当てで行ったのでなくとも、待って買ってしまう。俵型のコロッケから熱がじんわりと手に伝わってくる。ああ幸せと思う瞬間だ。

お客の入りを見て、または注文を受けて揚げてくれる揚げ物。このほか、日替わりで並ぶお惣菜は、その時ある食材を煮たり焼いたりして作る。今ならホウレン草のおひたし、大根の漬物、肉じゃが等々。近所のお客さんがレジで「自分んちで火を使って作るより安いで」とハラダさんに声を掛けていった。ご主人の「年寄りの店には年寄りが来る」との言葉通り、店には年配の人が多く訪れる。食べる量が落ち着いた客層に合わせて、お惣菜は少量でパックにして売る。

お店はコックだった先代・お父さんが創業してから65年になる。2年前に店を畳んで老朽化した設備をすべて処分したが、新たに提供してくれる人があり、約3ヶ月のブランクを経て再開。再開後は店内に椅子やテーブルも置き、お客さんに寛いでいくよう勧める店内へと一変し、ご主人いわく「細々と」営業している。

「やってもらえて助かるわ、と言ってもらえるのが一番うれしい。この年になってお客さんのありがたみがよくわかった。もっと早くに気付いとったらよかったけど(苦笑)」と話すご主人。気取らないかたである。「大きなお店もあるなか、お客さんに選んでもらえるのはありがたいこと、うちのうりはハートしかあらへん」。随所にハートを感じるお店である。(竹川)


営業時間: 9:30~18:00

定休日:水曜日・日曜日

住所:関市緑町1-3-2


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by takayukin_K | 2016-05-31 10:21 | ディープな関の情報

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


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