まちづくり、地域活性化、大上段に構えると、議論だけでなかなか進まなくなりませんか。
特に男性が多いとそうですね。そもそも論だけで進まない。
進まないと、つまらなくなってメンバーが減ってくる。
まちづくりに特効薬はなく、長年かけてじわじわ変わってくるものです。
長年かけるためには無理は禁物。
やはり、「ついでに」、「ちょっとだけ」が大切なキーワードになります。
最近そのついでのちょっとだけの取り組みでいいな〜と感じることがいくつかありました。
まず一つ目が氷見市。
先月話題になっている氷見市の新庁舎に視察に行ったのですが、
その時一番感心したのは、
「視察に来た人をただで帰さない!少し職員向けに話をしてください」
というもの。
視察には、えらい大学の先生や、専門家がたくさん来ます。
それをただで帰すのではなく、少しだけ突発的なセミナーが開催されています。
そして、昨日、地域のCSVに積極的な
三輪塗装さんが、市民講座「カラーセミナー」を開催しました。
これもある意味「ついで」。
三輪塗装さんの来店ルームの仕事をしたカラーコーディネーターの黒田さんが福岡から関市にくるとのこと。
その時に、せっかくなので、市民向けにカラーのセミナーをしてもらおうと開催されました。
とってもいい取り組みですよね。
企業にもいろんなすごい専門家に仕事を依頼することもあると思います。
その時に、ついでにちょっと話してもらう。
そういう企業が増えれば、生涯学習のレベルもぐぐっとあがるのではないでしょうか。
そして、「ついで、ちょっとだけ」をまち全体にまで広げたのは、
小布施の「オープンガーデン」ですよね。
オープンガーデンとは
個人の庭などを一般の方に公開する活動のことです。1927年にイギリスで創立されたNGS(ナショナル・ガーデン・スキーム)という善意団体が、個人の庭園などを一般の方々に公開し、それに関わる収益を看護・医療などに寄付した活動が、オープンガーデンの始まりと言われています。
統一した花を育てているわけではなく、それぞれの家が、好きな花を育てているので、
四季折々いろんな姿を楽しむことができます。
地域のみんながちょっとだけ、ついでに開放してもらえることを
中間支援団体としてコーディネートしていければと思います。
ーーーーーーーーーーー
私のプロフィールです。
読書空間と古本のお店
コミュニティブックカフェ「ブックエカ」