面白く読んでもらえる「会報誌/広報誌」の作り方
2016年 01月 30日
1.基本的な考え方〜読んでもらえる会報誌とは〜
はじめに、「読んでもらえる会報誌とは何か」、この問いの答えにお答えします。
① 読み手が知りたい情報がある。〜対象の人たちの事を考えよう〜
自分たちの事を伝えるだけでは読まれない。この会報誌を読んで、読み手にどうなって欲しいのか「寄付してほしい」「地域の良さを知ってほしい」
ここで気をつけたいのは、「活動を知ってほしい」というだけではいけないということです。これは②で紹介します。
② 何を伝えたいのか明確に
自身の活動の目的はなんでしょう。
「ぶうめらん」では、最後に必ず「提案書」を入れています。
③ 作り手が面白いと思う記事を
①でもお伝えしましたが、会報誌の多くが、事実の羅列、活動の紹介に終始しています。
活動紹介だけではなく、特集をつくろう。
2. 発行までの流れ
会報誌制作の全体像を把握しましょう。レイアウトや印刷を自分たちでやるか、外部に頼むかで最後の作業行程が変わってきますので、大まかな流れをご紹介します。

会報誌づくりで一番大切なのが編集会議です。
次第、バックナンバー、これまでの企画一覧、全体概要/スケジュールを伝えるシート、ホワイトボードもしくは付箋紙
【編集会議の進め方】
① 今号の仕様、スケジュールを確認
作業手順1の「全体計画」で作った、全体概要、スケジュールを担当者から説明します。
② 企画検討
いよいよ、誌面の企画を練ります。活動報告、告知だけではなく、様々な切り口からの特集を入れて行く事が大切です。「1.」で紹介した、読んでもらえる会報誌の基本的な考え方を参考にアイディアを練っていきます。メンバーも一読者です。「自分たちならどんな会報誌を読みたいのか」を考えましょう。会議の方法として、付箋紙を使ったブレーンストーミングが有効です。
企画のテーマが決まったら、改めてこの特集を通して、何を伝えたいのか目的を文字にして確認します。例えば、ぶうめらん37号「関の大学生特集」の場合、目的は「関の大学生と地域がもっとつながろう」。関市市民活動センター通信しっぷす通信6号「メディアに活動を取り上げてもらう3つの方法」の場合の目的は、関市の市民活動がもっと新聞に掲載してもらうよう行動できるようにしよう」でした。
③ 掲載内容・方法の検討
特集の企画と目的が決まったら、次はその構成を考えます。特集意外の誌面を「何を」「どのように」掲載するのか決めます。良くあるコーナーでも載せ方に工夫をすれば、読んでもらいやすくなります。
読んでもらえる3つの工夫ポイント

4.取材
①気をつけるべき取材のマナー
1)事前のアポをとること
2)取材の趣旨、内容、掲載誌を伝えること
3)写真撮影はあらかじめ伝えること
4)こちらの連絡先、所属団体、取材時間を伝えること
5)事前に取材先について調べて行くこと
特に5が大切です。インターネット等で調べ物ができる現代において、HP等で分かる事を聞いて大切な時間を浪費しないように事前の調査をし、取材のイメージをしていきましょう。
②取材方法
聞くべき事を忘れてしまわないように、事前に「取材フォーム」をつくると便利です。
取材フォームにいれると良い事
1) 取材日時
2) 取材場所
3) 基本情報(団体名(正式名称で)、電話番号、FAX番号、メールアドレス、住所等)
4) 値段、駐車場の有無等
5) その他 企画共通で聞くべき内容
記事を確認してもらわなければいけませんので、FAX番号、メールアドレスを聞いておくと便利です。
5.原稿作成
文章の書き方は実践編で紹介するとして、ここでは、読んでもらう為に大切な
内容を読んでもらえるか読んでもらえないかその分かれ道が「見出し」です。
またインタビューや寄稿文の見出しは、内容の取材者の発言等からキーワードを抜き出す事が有効です。
まとめ
今回、会報誌作成のために特に大切なポイントのみしかご紹介できませんでした。
http://www.vousmelan.com/story/#story1
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