ぶうめらん創刊50号。さて、関のまちにお役立てできているでしょうか。
2015年 12月 09日
誕生して9年と6ヶ月。ぶうめらん12月号で、創刊50号を迎えました。
これもひとえに、支えていただく皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
今回50号の特集を作成するにあたり、すべての冊子を読み返しました。良い企画だと自画自賛するものもあれば、間違えてシールを貼った苦い思い出もあります。2万部貼ったんです。気が狂うかと思った……。
当初季刊8,000部ではじまったフリーマガジンも、2年目には隔月15,000部、3年目には隔月20,000部の今の形になりました。
今、改めて、フリーマガジンぶうめらんの目指すまちづくり的なことを書かせてください。
はじめに企業会員をお願いする資料に
「まちづくりは、10年スパンでかかります。地道に取り組んでまいります」と締めくくっています。
創刊10年を目前にした現在、関のまちは変わったのでしょうか。
フリーマガジンの対象は関市民。
関の外の人に関の魅力を伝えるのではなく、関市民が関市民へ関の魅力を伝える雑誌です。
目的は、
- 関市民が関を好きになってもらう
- ソーシャルキャピタルの発掘
でした。
2、ソーシャルキャピタル(社会的資源)の発掘では、間違いなく、役割を果たせていると考えています。
今まで、ぶうめらんを通して1500人近くの方に取材してきました。人口91000人の1.6%。面白そうな方がいたら取材と称して会いに行き、じっくりとお話をお聞きしてきました。
まだまだだと思いますが、たくさんの人に登場してもらったな〜という印象です。
また、最大の特徴は、ボランティア編集部のみなさんと一緒につくる雑誌ということ。
毎号集まっていただいて、企画内容を考えて取材していただいています。
フリーマガジンだけで、まちがよくなるとは思いません。
フリーマガジンで色々なつながりをつくり、そこから見えてきた課題を、そのつながりのみなさんの協力を経て解決する事業を行う。
まちづくりの土台作りだと思っています。
その意味でフリーマガジンから発展した事業が結構でてきました。
お寺で多世代が集える場づくり「多世代いこいの広場てらっこ」もそうでした。
今、ぶうめらんで様々なまちづくりのお話をいただきますが、それもこの土台があってこそだと思います。
1、関市民が関を好きになってもらう
「関なんてな〜んもない」でというおじさま方の話を聞いて、そんなことはない!と創刊を決意したフリーマガジン。
そして関の魅力は「中途半端がちょうどいい。ミディアムスローライフだ」と発信しつづけてきました。
都会的な生活もできて、田舎的な生活もできる。バスに乗れば1時間で名古屋に行けて、マーゴさんがユニクロやスタバを連れてきてくれて、都会的なライフスタイルもできます。
ただ、少しいけば、田園や川が広がる風景があり、田舎的な生活もできる。
果たして、どれだけ浸透して、どれだけの人が関の良さを見直してくれているのでしょうか。
創刊した当時には、そんなことを関の魅力だという人は多くありませんでしたが、
最近そう聞くことが多くなってきた気がします。
50号やってきて、今、課題だと思っていることがいくつもあります。
○まず、収益性。
フリーマガジンは通常7割から8割が広告でないとペイしないと言われる中、広告を全体の4割に抑える、その分を関の市民、企業のみなさまに会員として支えていただく。
という方法でやってきました。
つまり、法人全体でみれば、赤字部門なわけです。
儲けはでなくてもせめてプラマイゼロにしないとこの先は厳しい。
抜本的な改革を考えています。
○もう一つが、読者層。
NPO法人ぶうめらんの目的は、
関を出て行った 20 代、30 代の若者が関に戻って住み続けられる地域になること。
これに近づいていくためには、関をでて行く前の高校生に関の良さを伝えていく必要があります。
現在のフリーマガジンぶうめらんの高校生の読者はかなり少ない。
一番伝えるべき人に届いていないと感じています。
そこで、今冬に高校生だけの配布する高校生ぶうめらんを創刊予定です。
様々な課題がありますが、少しずつ変えながら、創刊100号に向けて頑張ってまいります。
ということで、ぶうめらん50号間も無く発刊です。
ぜひ手にとってくださいね。
せき・まちづくりNPOぶうめらんとは岐阜県関市のまちづくりをするNPO法人です。
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