相談スキルのキモはコーチング
2015年 06月 23日
関市の市民活動センターの中で、スタッフ誰しも相談対応できるようにスキルを上げていかねばならないという点。
また、今年、みのかも市民活動サポートセンターでアドバイザーをさせてもらって、職員が相談にのれるようにノウハウを伝えていくことが求められている点もあります。
今日、日本の産業支援の第1人者であるf-Bizの小出さんと、Oka-Bizの秋元さんの講演が関市でありました。関市が創業支援、企業支援をやる中での、金融機関、商工会議所、商工会向けのセミナーです。
さすが、小出さんの刺激がたっぷりな1時間半だったんですが、特にf-Biz相談対応のキモのお話に膝を打ちました。
これは、産業支援の明確な成果は「売り上げを上げること」という定義が基本になっています。
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f-Biz相談対応のキモ
①挑戦へのリスペクト
②課題の指摘より、強みを見つける
来た時より帰る時の方がモチベーションが高くなって帰ってもらう。
明確に次やることを提示する。
③成果が上がる具体的な提案 知恵
話をよく聞き、真のセールスポイントを発掘し、
それを活かしたターゲット、シーンを絞り込む。
思いつきではないく、他分野での事例やニュース等の抑えのある具体的を提案。
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これは、まさにコーチングですね。
ベストセラーとなった坪田信貴さんの「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を読んだ時にも「これはNPO支援も同じだ」と思いましたが、今回もまさにそうでした。
NPOの場合、成果は違えど、これらの相談対応の姿勢は、NPO支援にももろに当てはまります。
とても、自分の頭の中で整理ができたセミナーでした。
ただ、一方で、その前に、NPOセンターは成果をちゃんと定義しているのかという点もあります。
全国の市町村に市民活動センターが出来つつありますが、アウトプットの成果、「来館者数」、「相談件数」等はあっても、アウトカムの成果指標を提示してできているところがほとんどない気がします。
まずはその辺りでしょうか。自戒をこめて。