美濃加茂市長逮捕の報道が気持ち悪い

ここ1週間、なんか世界が気持ち悪い。
というかメディアが気持ち悪い。

ソーシャルメディアが発達して、マスメディア以外からの情報が入るこのご時世では、その濃淡が一層現れる。

特に藤井美濃加茂市長の逮捕に関する報道。1度お会いしただけで本人のことをよく知っているわけではないが、明らかに異質なものを感じる。
まだ容疑者であり、片方が認めていて、もう片方が認めていないにも関わらず、一斉に犯罪者として報道。大きく警察発表に偏っている。そして、落胆の声のみ取り上げられる市民の声。「期待していたのに許せない」「さっさとやめるべきだ」「社会経験がないのにできると思わなかった」などなど。僕がとっても大好きなラジオ番組でも、片方の意見しか読まれなかった。

逮捕に関して疑問を投げかける声も多くあるが、それらは黙殺されている。
例えば神谷宗幣氏のブログ。facebookで100件以上シェアされている。
http://ameblo.jp/jinkamiya/entry-11884708237.html

一体この状況はなんなのだろう。
情報発信がマスメディアしかなかった頃は丸く収まっていたのだろう。
地元の新聞は、こういう時こそ大勢に流されず、こまめに取材した多面的な事実を載せるべきではないのか。いかにも浅い。

実際まだ罪の真実は分からない。しかし、このマスメディアのおかしさだけは分かる。

ソーシャルメディアを使い慣れた世代として、個人がメディアになることが当たり前の世代として、マスメディア等に対し「これまでと同じやり方が通ると思うな」という声を上げないといけないと思う。
そして今日は、メディアと警察がもたらしたえん罪「松本サリン事件」からちょうど20年。
by takayukin_K | 2014-06-27 17:10

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


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