本を売る楽しさについて
2014年 03月 15日
それも対面で売る事の楽しさはまた格別の楽しさだ。
何が楽しいかと言うと、売る時に、一冊一冊にちょっとしたエピソードが生まれること。なぜその本を買おうと思ったのか、理由が少しでも聞けると面白い。その本の思い出を熱く語ってくれる人がいるとすごく嬉しくなる。
だから、毎月第3土曜日に開催しているマビッシュ古本市は毎回楽しみにしている。
今日の古本市では、「子どもが動物が好きで前からほしいと思っていた」と話してくれた「どうぶつ」の図鑑や、「さっき子ども『アンと雪の女王』映画みてきたんやけど、映画の売店でドラえもんの映画の漫画かうんやもん。意味わっからへん」という話から「ドラえもん」のムック本を買ってくれた話などなど。
今日のマビッシュ古本市に出した本の一部。
北尾トロさんの「ほんわか(メディアファクトリー2008年)」にも本を売る楽しさについて書かれている。
その中でも、面白かったのが、なぜ、古本屋店主は無愛想なのかと言う考察。
「本は非常に個人的な商品。どんな本探しているんですかと聞いても、生返事が返ってくるだけ、売りたいあまり声をかけたら客はすぐにさっていった。こんなのいらぬお世話。つまり客が自分で選ぶまでほっておくしかない。話しかけたいおもいを抑えて座っていれば無愛想になる」古本屋のオヤジがぶすっと無言で座っている意味は、無愛想なだけではなく、お客さんが本を選びやすくするためなのだ。という。
なるほど、やってみて大変共感している。
初め、いろいろとお勧めしてみたが、余計なお世話っぽい視線を投げられる。
お客さんが買う時に、一言二言漏れだす言葉が面白いのだ。
いやいや、楽しい。ぜひ本を自分で売ってみてほしい。
さてさてということで、ブックエカでは、3月に古本市を開催予定しています。
ぜひいかがですか〜?
列車で一箱古本市 出店者募集
日時:3月21日(金・祝) 10:00~16:00頃
場所:長良川鉄道 関駅 構内
一箱古本市出店者は3月19日迄にお申し込み下さい
定員:10名程度 出店料:500円/箱 申込先:ブックエカ
※同日13:30~14:40でブクブク交換会を開催します 定員10名 要予約
問合先:ブックエカ電話0575-46-8035