斎藤道三に想う

最近、司馬遼太郎の『国盗り物語』全四巻を一気に読んだ。
最高におもしろくて、でら熱い!
美濃人は絶対に1度は読むべき!
地域に思い入れが強い分、司馬遼太郎作品の中で最高傑作じゃないかと思う!

斎藤道三は最高にかっこいい(最近は諸説があるが、とりあえずこの物語を鵜呑みにする)。
幼少時代を寺で育てられ、そこを抜け出し、乞食同然の暮らしをしていた。いつか、天下を盗ることを目標にし、まずは、京都の大油商人の山崎屋に入り婿し、大金持ちになり、天下をとる足がかりに地方の国を盗るため、交通の便もよく、旧態勢力が依然はびこる美濃に目をつけ、旧知の美濃国常在寺住職のつてを頼って土岐家に仕えるようになった。そこから実力でのし上がり、守護大名の土岐頼芸に認められ、政治をすべて任されるようになり、そして最終的には頼芸を追放し、美濃国をぶんどってしまうという話。

恩義のある人を次々と葬ってのし上がっていくやり方に「蝮の道三」と恐れられ、極悪人のイメージがあるけど、道三がやったことは、古い体制で庶民を苦しめている様々な仕組みを破壊し、新しい世の中を作るためのこと。喜ぶ人の方が多かった。信長が広めた楽市楽座をはじめたのは道三だし、いたるところにあった関所での通行税を廃止したのも道三。年貢も良心的で水害などで飢饉がおこると年貢をぐっとさげた。だから、民衆は道三に味方し、外から尾張勢が攻め込んでも一丸となって防ぎ、信長の父信秀も結局道三には1度も勝てなかった。

なにもないところから、身一つ、頭一つで成りあがり、美濃国を盗ってしまった。そして、善政で民衆を味方につけ、旧体制を破壊したいく。この道三に、誠に勝手ながら、自分も重ねてしまう(笑)。ジバン・カンバン・カバンがないところから、成りあがり、市民参加で市民を味方につけて、議会や役所ないの旧体制を破壊する(笑)。道三を目指したいものです。

ちなみに、最近、道三は一人で美濃国を盗ったのではなく、道三の親と2代で盗ったという説が有力になってきているらしい・・・・・・致命的ショック(--;)。1代にして国を盗ったというスパースターのイメージが・・・。
by takayukin_k | 2005-05-16 00:50

岐阜県関市の魅力をせき・まちづくりNPOぶうめらん代表北村隆幸の好みで発信するウェブメディアです。関に住んで、まちづくりに取り組む人ならではのディープな関の魅力を発信中。たまにまちづくりを暑苦しく語ります。


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