私が考える読書のまち
2014年 01月 18日

関市は「読書のまち」を目指すと言っています。
昨年5月に第3日曜日は「読書の日」と制定し、図書館ではそれにあわせて読書のイベントを開催しています。この読書のまち関市について、私は多いに賛同しています。
本のまちよりさらに踏み込んで、読書を推進することがいいですね。
私たちもブックエカで「本と人とまちをつなげる」といって活動していますので、私が考える「読書のまち」とはどんなまちなのか書いてみたいと思います。
①身近に本と出会える場があるまち
本との出会いは日常にあります。
最近、取材の中で、本好きの方へ何がきっかけで本を読むようになったか聞いています。「お兄さんの本棚にあった本が面白くて」、「友達に紹介されて」等、
身近な人から本のきっかけをもらっている人が多いようです。
既に本を読みたいと思っている人は図書館や本屋さんを利用してもらうための取組みが有効ですが、ゼロから1にするためにはこの視点も必要ですよね。
図書館や本屋さんにいかなくても、日常の中にふと本との出会いがある事が大切
なのではないかと思います。
②読書できる環境があるまち
日本の喫茶店はワイワイお友達とお話する場が多いですが、ニューヨークでは、カフェは交流する場というよりも、個人が楽しむ場になっているそうです。各々読みたい本を持って来て読書にふける人が多い。もちろん交流の場は大切なのですが、本を読む場としてのお店が増えればいいと思っています。
③本の話ができるまち
本は豊かな体験を教えてくれます。
読んだ本の事を人に話す事で、自分の考え方がまとまり、より自分自身に引き寄せて
考えられるようになる。より自分の身になると思うのです。
ビブリオバトルをよく開催しているのですが、発表者の多くは、自身の
人生や経験に本を引き寄せて、自分の事を語っています。だから面白いのです。
そんな会話が日常で広がると幸せなまちに近づけるのではないでしょうか。
私が考える「読書のまち」について3つほど書いてみました。
実は次に発行する関再発見フリーマガジンぶうめらん2月号の特集は「関で読書」です。この3つに沿いながら、関が読書のまちとなるために、関の読書事情を取材しています。
関市の方はぜひご覧頂けると嬉しいです。
写真は、図書館児童書担当の方に、子どもに読み聞かせをするためのコツを取材るママ部のみなさん。
