2013ぶうめらんと提案書

 2007年に創刊した関再発見フリーマガジン「ぶうめらん」も7年目。現在38号まで発行している。

 2012年フリーペーパー・フリーマガジン広告費調査(電通)によると、フリーマガジン、フリーペーパーを発行している事業所が1,466社あり、広告費の総額は2367億円で前年比92・8%。爆発的に伸びた頃からみると、少しずつ淘汰されつつあるようだ。ちなみに、この事業所の中にぶうめらんは入れてもらえていないので、実際の数はもっと多いと思われる。気づいて〜(笑)。がんばりがたりません(苦笑)まあ、よくあるホットペッパーに代表されるクーポンペーパーと「ぶうめらん」とは、まったく別の雑誌のつもりでやっているから、いいんだもん。
 関市のまちづくりのことをまちづくりのNPOが取組むのだから、広告のみになってしまっては本末転倒。ぶうめらんは広告を4割(通常7割〜8割が広告でないとやっていけいないと言われる)に抑え、残りの6割で関市の人に関市の魅力を発信する誌面にさいている。その分の費用は、企業や市民のみなさんに会員となって応援していただいている。

 関市のみなさんに関の魅力を分かってもらうための1つの方法として、ぶうめらんから訴えたいことを書いた「提案書」を毎回つけるようにしている。
年初ということもあり、まとめの意味を込めて、2013年のぶうめらんの特集と提案書をご紹介したい。

■2013年2月号 特集「関の長生き企業」
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関市の100年以上続く企業を特集
○提案書「長生きの秘訣は、時代にあわせて形を変えて対応する事。究極のところはこれだと、特集を終えた今、ぶうめらんは断言します。健康で長生き、もちろんそうであれたら良いのですが「不健康でも治療してでも生きていく!」という不屈の精神を先輩方からかんじました。社歴を誇る様子はなく、それよりも今、目の前のお客さんに喜んでもらいたいというおもいでやってみえます。その積み重ねが企業の寿命を伸ばしているのです。」

■2013年4月号 特集「関の紙媒体集合!カミコレ2013〜紙に込められた想い」
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関市で発行される紙媒体(休刊となった中濃新聞、市内全部のPTA新聞、NPOや地域の通信)を特集
○提案書「関の紙媒体と一口にいっても、ネタも語り口もレイアウトも様々でした。人と人との間を紙がもっと行き来するようになれば、本当に豊かな交流ができるのでは、とぶうめらんは考えます。まず(ご紹介したセミナー等に)ご参加ください」

■2013年6月号 特集「関の木」
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関市の木と人との交わりを取材。
○提案書「物言わぬ、その場所から動けぬ木だからこそ、それを見る私たちは様々な思いをかけてしまうのかもしれません。ずっと昔からそこにある木。明日は、あの木の前で足を止めて見上げてみませんか?」

■2013年8月号 特集「関の縫製業」
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刃物のまち関市と言われながら、関市の繊維業は県内シェアでもトップレベル。その縫製業を特集。
○提案書「アパレル業界は、世界に目を向け、先手を打ってきた業界だということが分かりました。品質の良い服が安く手に入るのは、縫製会社の尽きる事の無い努力があったからです。これは大変なことです。一方で私たちは、生活のことをあまりにも会社任せにしているのではないでしょうか。縫製が得意で仕事にした女性、ものづくりを広げるミシン屋さん、オリジナルな服屋さんの話とあわせて、この特集が、物を作る事・服を着ることについて、あらためて考えるきっかけとなれば幸いです。」

■2013年10月号 特集「関の学生の生体を追え」
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関には大学2つ、専門学校1つあるのに、なかなかまちでふれあう機会がない。学生の生体をおいました。
○提案書「今回、学校や学生さんと話してみて驚きました。地域に向けて開いて行こうとされています。一方アンケート結果からみえるのは、行く場所が限定されているという事実。地域というのは、学生さんにはハードルが高いのかもしれません。だからこそ地域が学生さんを受け入れる用意をして、アピールして行く必要があると思います。そういうわけで地域の私たちも頑張るので、学生さん、是非一歩踏み出してみて下さい。面白い関のジンがお待ちしています」

■2013年12月号 特集「関の肉牛 せき和牛紀行」
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関でつくられる美味しい和牛。それが関のジンの口になかなか入らない?そんな疑問から関の和牛を辿る旅をしました。
○提案書「私たちが提案する関の牛を食べる方法」
1、孫六牛
2、小川牧場さんのネットショップ
3、イベントで
by takayukin_K | 2014-01-05 13:10 | フリーマガジンによるまちづくり

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


by takayukin_K