さよならのと鉄道の旅
2005年 03月 14日
3月いっぱいで廃線となるのと鉄道穴水~蛸島間にぶらり途中下車の旅、七尾の友達8人で行ってきました。
いや~朝四時起きでしんどかったし、大荒れの天気で大変だったけど、すげ~楽しみました。ほんとに、なくなってしまうなんて残念(>_<)。1年に1回はぶらりと行きたい感じ。
まず、6時15分穴水発蛸島行きに乗り、一気に終点の蛸島まで行きました。その間の車内は、始発にも関わらず、部活に行く高校生や観光客で席が満員になるくらい。そして途中の景色が最高に気持ちいい。電車が高いところを走るため、そこから見る海が朝日に反射してきらきら光ってた。
蛸島についたらそのまま同じ電車で10分待ちで引き返す。帰りながら途中下車をしていきます。
まず降りたのは、「鵜飼駅」。駅から徒歩10分の「見附島」へいく。すごく雄大な島だけど、ここらへんから本格的に大雪が始まってきた・・・。とりあえず、近くにあるレストランで小休憩をとる。予定ではここから歩いて地図上で約3キロ離れた恋路がはまへ行くのだが、すげ-雪でこんな中歩きたくないと思いつつ、店のおばちゃんに、「恋路まで歩いてどのくらいですかね?」と尋ねると、「若者の足なら10分くらいじゃないかな」と力強い御言葉。10分だったら今、駅からここまで歩いたのと変わらないと、大雪の中歩くことに。それにしても酷すぎる雪。海岸沿いで風も冷たすぎる。しかも歩いても歩いても恋路浜なんてたどり着かない。次第に口数も減り、おばちゃんへの憎しみが少しだけ沸く。結局50分歩いて到着。看板を見ると見附島まで3キロって書いてある。3キロの距離を10分で歩ける若者っているのか・・・。おばちゃんは若者の無限な可能性に懸けてくれたのだろうか。
体は芯まで冷えて10時39分恋路駅より電車に乗車。普段1両が3両あるのに満員。立っている人も多い。
11時くらいに「縄文真脇温泉駅」で降車。晴れていたので雪合戦して遊ぶ。まじ楽しい・・・。かなりはしゃぐ。そして、芯まで冷えた体を温める温泉に入りに行った。縄文真脇温泉は以前にも来たことがあったが、なかなか露天風呂の開放感がいい。ただ、内湯はかなり塩素臭い。前回もそうだった。塩素臭い温泉って最低だよな~。あれはマジでやめてほしい。
そして、12時59分の電車に乗り、13時8分に「宇出津駅」に到着した。ここでは、日本酒好きな自分がもっとも楽しみにしていた酒蔵見学。「竹葉」というお酒を作っている数馬酒蔵を見学させてもらった。のっけから、絞りたての普通酒の原酒を飲ませてもらえた。味が濃くてうまい!2杯目にまだ絞っていないタンクのお酒を飲ませてもらう。まだ酵母が発酵しきっていなくてぴりぴりする感じ。米の甘さがうまい。そして3杯目に10年寝かせた古酒。立て続けに12年寝かせた古酒を飲ませてもらった。味が丸くなってうまい。木の味もほのかにする。そして、5杯目に今年で来た吟醸を飲ませてもらう。古酒に比べて味が粗いがうまかったと思う。この時点ですでに酔っ払いすぎて味がわからなくなった。こんなに飲ませていただいて本当に感謝。実はもともと「竹葉」はあまり好きじゃなかったけど、好きになりました。その後、いつも七尾で開催している青空市場に出ていただいている紅寿司さんへご飯を食べに行く。寿司定食900円。安い!味はたぶんうまかった!そこでしばらく寝る。
そして、5時22分の電車にのり、穴水駅まで帰ってきました。車内ではひたすら寝た。帰りの車の中で気分が悪くなったがギリギリ持ちこたえた・・・。自分的に今日それを一番がんばった。
最後の解散式で、自分が3月いっぱいで七尾を去るので、みんながプレゼントをくれた。最高にうれしい。家に帰り、みんなからのメッセージも発見!なんていい人たちなんだ。ぐっときました。もっとみんなと早く知り合って、もっと遊びたかったな~。また、七尾を去る寂しさが増した気がする。
といった感じの楽しい旅でした。
家に帰って寝てすっきりしたので「竹葉」を飲みながら書きました。