小布施に行ってきました。
2005年 01月 24日

先週の日曜日、月曜日と小布施に行ってきました。
まちづくりで成功とされている小布施に前からすごい行ってみたかったんだよね~。
もともと小布施がまちづくりで有名になったのは、20年前の町並み修景事業から。5件の民間が中心となって、小布施堂周辺の優れた景観の町並みを作り出したことで、一躍有名になった。それから、さらに小布施を有名にさせたのが、長野オリンピックをきっかけに小布施堂の職員となり、ガンガンまちづくりを推し進めたセーラさんの存在。「国際北斎会議」を小布施に引っ張って来たり、「枡一市村酒造店」を再建し、そして、酒蔵をアメリカの有名がデザイナーを口説き落として細部までこだわって作った居酒屋「蔵部」を作ったりした人。台風娘とよばれ、まさに小布施に台風のような風をふかせた人。事前に「セーラが町にやってきた」という本をばっちり読んでから行った。
さてさて小布施に行ってみて、さすがに町並みの雰囲気がすごく良い。普通の新聞屋さんや信用金庫も町並みにあわせたものになっている。その日は雪が積もっていてそれも雰囲気を出していた。まだ、景観なんて概念が広まってない20年前にこれをやったのがすごい。「蔵部」で昼飯を食べたんだけど、従業員が良かった。酒蔵の雰囲気を出すために全員男性で、きびきび動いているし、対応が元気があって気持ち良い。トイレの手をふく物は、紙のように、タオルが丁寧にたたまれて一枚一枚おいてある。へ~さすがと思った。肝心な食事の味も結構良かった。魚はさすがに七尾の方がうまかったけど・・・。値段も高いけど、それなりに納得できた。
ただ小布施を歩いてみて、なにか、長浜的なにおいを感じた。建物や町並みが人工的に作られたものという感じ。また、小布施堂を中心とした周辺には有名な和菓子やさんが多くあるが、それらが、いまいち、人間のスケールじゃないというか、非常に看板や入り口の大きさに町並みのなかでの違和感を感じた。
まあ、ぶらぶらと町をあるいて、北斎記念館で葛飾北斎の絵を楽しんだり、「蔵部」での食事であったり結構楽しめた。今度金沢で1月に退任する小布施町長の講演会があるらしいし一度行ってみたいと思った。