刃物を感じるまちづくり「hamonoぬきがラート」
2012年 02月 27日
外から関に来てくれた方に、話を聞くと大抵の人がそう応えます。
いやまさにそうなんですよね。これは以前から思っていましたし、関のジンからもそんな声がよく聞こえてきました。
関に観光客自体が少ないのですが、それでも観光に来てくれた方は、おそらく、関鍛冶伝承館、刃物会館、フェザーミュージアムに行かれるのではないでしょうか。その3つは集まっていて徒歩数分の距離。しかし、その歩く間や、そこから徒歩圏内である本町通り商店街にも、刃物のまちと感じるものがないのです。
15年程前、私はこの辺りを通って緑が丘中学校へ通っていました。
その当時は、いたるところから、刃物をプレスする「ガッチャン、ガッチャン」という音や、研磨する「ジャーーーーーウィーーーン」という音が聞こえていたのです。
今は随分と減りました。
でも、気をつけて見ていると実は、刃物のまちならではの風景ってあるんです。
それの一つがこれ。
溝の奥にある金属片。これ何だと思います?
そう、関のジンならすぐにわかる(笑)!
包丁をプレスした後の抜き柄なんです。
それを、溝のゴミ取りに使っています。これは善光寺の溝。
実は、他でもちょこちょこやってます。
また、関市の小屋名にある会社では、抜き柄を塗装してフェンスにしています。
ここからは、ぜひ僕が将来的にやってみたいこと。
この抜き柄を使ったアートを本町通り商店街で飾れないかと思っています。
「hamonoぬきがラート」(←今、おもついた)
抜き柄にも、包丁、カミソリ、ハサミ、ナイフなどなど、いろんな形があります。
それを、アーティストや市民がモニュメントにして、商店街にさりげなく飾り、歩いてそれを探してもらえるような仕掛けにできたらワクワクできそう。
もちろん、いろんなハードルもあるでしょう。
昔はゴミみたいなものだったかもしれませんが、今は、側溝のふたまで盗まれるご時世。
抜き柄といえども高価なものかもしれません。
さて、とりあえず思いつきをブログに載せてみました。
なんとかしてできないかな〜。
やっぱりまちづくりは「あるもの探し」でいかないと!