緒方拳の芝居をみてきました
2004年 12月 17日
いや~すごかった!さすがだね~。
芝居は「子供騙し」という題材。
田舎のとある床屋が舞台で、そこで1ヶ月前から働き始めたばかりの若い女性と店主の緒方拳、そこに、その女性を探す探偵が現れるという流れ。三人芝居で場面もほとんど変わらないので、淡々と過ぎていく感じだった。こんな芝居ってほんとに演技力がないと、見ていてすぐに飽きちゃうし難しい。たいして中身のある芝居じゃなかったけど、緒方拳と佐々井えいすけの演技に見とれてしまった。
緒方拳の芝居は演技っぽくなかったのがすごい。逆に女性の方は演技をしているというかんじだった。基本に忠実というか、歩き方や声の出し方、しゃべり方がまさに演技だった。自分も演劇をやっときながら言うものなんだけど、演劇をみるのってこっぱずかしくなる。たまにあんな、こっぱずかしいものを自分はやっているんだと思うともっとこっぱずかしくなる。まあ、緒方拳の芝居は惹きこまれるものだった。肩肘張ってなくて、うそ臭さがないから見ていても恥ずかしくならない。
いやいや、自分もまた芝居がやりたくなったよ。
それはそうと、緒方拳の芝居をみてから、やはりどうしても演劇を使ったまちづくりというものをしたくなった。でも、現段階で、たとえば七尾でどんな方法があるのかが具体的には思い浮かばない。他の地域で演劇とまちおこしといえば、やはり隣町の中島町(最近合併で七尾市になったけど)だけど、そうじゃなくて、もう少しまちづくりの手法として演劇が使えないか。まあ、もう少しかんがえよ~と。