関市における地域委員会
2011年 12月 07日
尾関市長がマニフェストで提唱し、関市の施策として進めようとしている「地域委員会」。
当然、行政の機関である関市市民活動センターとしても、この地域委員会を推進していくべく、取り組んでいきたいと思っております。
ただ、まだまだ「概念はなんとなくわかっても、具体的にはわからない」と言う方がほとんどではないでしょうか。
ということで、まずは、市民やまちづくり委員会そして職員の皆さんを対象に、勉強会を開催いたします。
今回は、三重大学副学長の児玉先生をお呼びいたしました。
地域委員会は、この辺では名古屋の取組が有名です。関市の地域委員会も理念としては共通することが多いのは間違いありません。しかし、名古屋もうまく行っているとは言い難い面もあります。
児玉先生は、名古屋の地域委員会の問題点も指摘しており、各地の地域内文献の事例にも明るい方。地域員会は、おそらく、これから市民にも意見を聞きながら、行政が制度を設計していくと思いますが、関にとって大きなヒントを得られるのではないかと思っています。
また、1月には、市民活動センターの視察で市の職員と、名張市へ行ってきます。
名張市は、以前から「ゆめづくり地域予算制度」を作り、予算と権限を地域へ委譲する取組をしております。
いろいろと他市の事例を取り入れながら、関市にベストな地域委員会にしてもらえたらいいな~と思っております。
どなたでも参加できますので、ぜひ、地域委員会の勉強会にお越しください!
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関市における「地域委員会(仮)」を考える勉強会
「地域のことは地域で考える」尾関市長がマニフェストで提唱し、関市の施策として進めようとしている「地域委員会」。市民のみなさんにとって、理念としては理解できても、具体的なイメージは浮かびにくいかもしれません。そこで、今回他市の事例にも詳しく、先進事例である名古屋の「地域委員会」の問題点も指摘されている児玉先生をお呼びし、勉強会を実施いたします。
日時:2012年1月31日(火)19:30~21:00
場所:関市役所6階 大会議室
講師:児玉克哉さん(三重大学副学長・教授)
定員:50名
参加費:無料
講演内容
・なぜ地域内分権が必要なのか
・ 地域委員会とは何か~各地の事例とともに~
(名張市等のコミュニティ包括補助金の制度・市民側の活動等)
・名古屋市の事例と問題点
・ これからの地域委員会~関市で地域委員会をつくることに向けた提言~
主催:関市市民活動センター(関市千年町2丁目18番地1安桜ふれあいプラザ1F)
問合せ:電話0575-24-7772(北村) E-mail : info@seki-siminkatudo.com
講師プロフィール
児玉克哉(こだまかつや、1959年-)は広島県安芸高田市出身の社会学者・平和研究者。スウェーデン・ルンド大学から市民社会論研究で博士号取得。三重大学副学長、人文学部教授。地域社会学、市民社会論、NGO論、国際平和論など。公開討論会を勧めるリンカーン・フォーラム理事を務め、開かれた政治文化の形成に努力している。三重県地方自治研究センター副理事長など、自治体問題や地域問題にも取り組む。核兵器廃絶へのプロセスをうたう「ヒロシマ・ナガサキプロセス」を提案し、世界的な運動を繰り広げている。また地産地消から「志産志消」の発想への転換を提言し、その運動の展開も図っている。また三重県や愛知県を中心とした地域社会のオピニオンリーダーとして様々な提言を行なう。