幸せな国ブータン。
2011年 11月 17日
さわやかな国王が自分と同い年だという衝撃もありつつ、改めてブータンの世界一幸せな国ブータンの本を改めて読み返しました。
これらの本は、今年の8月くらいにブータンいいわ〜といろんな所で言っていたら、友達がブータン関連書籍を送ってくれたもの。まじでうれしくて、読みあさりました。
・国民総生産(GNP)ではなく国民総幸福(GNH)をめざす。
・経済的発展および近代化は人々の生活の質および伝統的かちを犠牲にするものではいけない
そこでとった政策は、
・国土に締める森林割合が60%を下回らない事、環境を劣化させ野生の動物の生態を脅かす工業、商業活動の禁止が法律で定められた
・水力発電も村が水没したり、生態系に危害が及ばないようダムは作らず川の流れの落差を利用したもの。それでも、その収益率は高く、国家歳入の40%が水力発電の電気を売ったもの
・伝統文化を守るための法律も。公式な場での民族衣装着用の義務、すべての建物に伝統的建築の意匠および規定の遵守させる
ちなみに、1985年から2005年にブータンの平均寿命は47歳から66歳に、識字率は23%から54%に、小学校の就学率は89%だそうです。
これらってまさに、地域のまちづくりにつながることなんですよね〜。
以前、岐阜新聞のコラムで、ぎふNPOセンター理事長の駒宮さんが「足るを知る」ブータンの事を地域づくりと重ねて書かれていて、大変共感しました。
関市長のマニフェストは「日本一幸せなまち関市をつくる」ことが大上段に掲げています。これも、以前ツイッターとかにも書きましたが、関市にもこのGNHを指標にして取り入れるといいな〜と思っています。実際に荒川区では研究されてるみたい。本当は総合計画とかに指標として盛り込めればいいんですが、関市はちょうど、第4次総合計画が始まったばかり。
ならば、マニフェストに掲げている、「まちづくり条例」にその理念をうたい、実施計画に指標をつくればいいな〜。そしてそれらを、まちづくり市民会議や地域委員会などの市民の参加で作って行く。理念と施策の整合性がとれたシステムが出来上がるといいなと思っています。
ブータンに行ってみたい。それにしても、王妃が美しい・・・。