やななと長良川鉄道を活かすワークショップ

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やなながいるワークショップの風景はなんともシュール。
しかし、あれは、地域活性化界のバケモノだと思います(笑)もちろんいい意味で!

さて、昨日は「地域と経営を考えるセミナー~長良川鉄道を多様な担い手で活かすために~」を関市文化会館小ホールで開催しました。

定員が50名がほぼ満席に!心配していたいのでよかった~!
今回は、岐阜県の新しい公共支援事業の一環での開催で、岐阜県の主催です。運営を、NPO法人地域再生機構、NPO法人G-net、NPO法人ぶうめらんで開催しました。

最初に、やななの仕掛け人である佐藤徳昭さん(ひとひとの会代表)から基調講演。地域の資源を活かした取組をするうえでの、仕掛け方、考え方を話していただきました。

これはものすごく為になりました。

僕は話を聞いていて、やっぱり「逆手に取る」ってことかな~と思いました。「ゆるキャラなのに製作費1万円で段ボール」、「ゆるキャラなのに動きが気持ちわるい」、「非公式なのに柳ヶ瀬はやななだらけ」などの「~なのに」という考え方。またやななには、柳ヶ瀬商店街へのシニカルな風刺も込められています。
何か人の心に引っかかるような考え方が必要なんですね。

最後に佐藤さんが話されていたのは、長良川鉄道を「日本一めんどくさい鉄道」にするとか、駅のホームが入口になっている「子宝温泉」に何やら怪しげなものを感じるとか…。その逆手の発想、おもしろいです。

佐藤さんの講演のあと、みんなで、長良川鉄道をいかすためのアイディアだしのワークショップをしました。けっこうみなさんノリノリで、かなり面白い意見がでています。
合コン列車、ラッセル車乗車体験、居酒屋列車、駅弁プロジェクト、ゆるキャラ列車、スキー列車、社長の公募などなど。他にもたくさんあります。

個人的には、善光寺が安産の祈祷もしているので、子宝温泉とか、車内での安産のためのセミナーとかと絡めて「安産ツアー」とか。

細かい企画もそうですが、長良川鉄道の「ここ」を売っていくというテーマが決めていければいいなと思いましたね。

今回、講演とワークショップを見ていて、かなりの手ごたえを感じることができるセミナーとなりました。セミナーでこれだけ手ごたえを感じれるのは久しぶりです。

セミナーの参加者には、長良川鉄道の職員の人も、行政職員も、企業の方も、郡上、美濃、関市のNPOの人もいました。
こういう場でよくあるのが、結局実行する受け皿がなく、言いっぱなしで終わること。
しかし今回は、関市市民活動センターで音頭をとって、実行の受け皿を作るつもりです。昨年やった、善光寺を盛り上げようというプロジェクトの「関善光寺憩いの会」のように。

終わってから新聞記者の方とも話していましたが、これ、かなり壮大なプロジェクトになりそうです。
行政からお金が出るわけではないので、いかに民間で持続可能な取組をしていくのかが大切ですね。

先日の議会で、市長は、関駅西側を整備すると話されていました。
関駅西側にバスターミナルを整備することは以前から決まっていたことですし、公共交通の拠点は絶対必要です。
どこまでの整備かまったくわかりませんが、ただ、まあ、なにか付随する建物とか、駅舎の改築とか余計なものはいらないのかな~と思っています。

まずは、小さなことから、少しずつ。
やななだって製作費1万円。
by takayukin_k | 2011-10-26 19:39 | フリーマガジンによるまちづくり

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


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