まちづくりの最前線でかんじたこと
2004年 10月 27日
しかし、まちづくりの現場で働きはじめて強く感じることは、どんなに完璧な仕組みでも、そのとおりに行くとは限らないことである。どんなにすばらしい仕組みでも論理でも、それぞれの人の感情が動かない限りは行動にならない。人の感情は頭で理解するものではない。頭で分かっていても納得できないことなんていっぱいある。特にまちづくりで何か話し合うときなんかは、ずっと住んでいるところだし、これからも住んでいく場所で、利害もあるし、メンツもあるし、体裁もあるし、好き嫌いもある中で、前に進んでいかなければならない。そこからできるものは妥協の産物だろう。妥協の産物の中で少しづつだけど前に進んでいく。これがもっとも普通なまちづくりの実情だろう。町づくりの第一人者「延藤」さんは「イズムよりもリズム」「頭よりも感情に訴える」といっていたのも僕自身頭では分かっていたが飲みこめていなかったようだ。
僕の頭はそこからいろんな事に派生していく。自分は市長になりたいと思っているが、まちづくりを行うために本当に市長という職業が一番有効な手段なんだろうか?(まちづくりが示すのもによっても違うとは思うがそれはとりあえず置いといて)。まあ、眠くなってきたから今日はここらへんにして、また別に機会にこのことは考えよーと。