高浜市のふれあうセンター
2011年 02月 25日
関市は市民力という面で、大変弱い地域だと感じています。
地域の事は地域の住民で決める。それができると市民の力で関市を動かして行けると思うのです。
現在関市では行政が主導して、各地のふれあいセンター(コミュニティセンター)を作るときに、ふれあいのまちづくり委員会を設立しています。町内会やら老人会やら社会福祉協議会支部やら、地域の各種団体が加盟する委員会です。
しかし、立ち上げが行政主導なだけに、ふれあいセンターの貸館業務がほとんどになってしまっているところが多いです。せっかく設立されたこの組織を生かして地域づくりを行う委員会になったらいいな~、そのサポートを市民活動センターでしたいな~と考えています。
今日、その先進地視察に行ってきました。愛知県高浜市のNPO法人南部まちづくり協議会さんです。

関市と同じように、コミュニティセンターを指定管理するまちづくり委員会が、NPO法人化して、地域づくりに関する事業を手広くやってみえます。2005年に毎日・地方自治大賞もとられています。
いやいやびっくりしました。
住民でできることは住民でやるんだという気概があり、介護予防や防犯防災、子どもの健全育成、障がい者との地域共生などなどかなり手広く事業展開されています。センターには障がい者支援団体が運営するカフェが憩いの場になっています。草引き等のNPOの事業にボランティア参加すると、ここのチケットがもらえるとか。地域の人材棚卸し表をつくり、特技や持っている資材とかをリスト化こともおもしろいです。
もちろん、行政が、住民力を高める事、地域内分権の推進を目指し、財源を地域へ委譲をする施策をやっていることは大きいです。しかし、そこが肝ではないんですよね~。住民が自分たちの地域のことは自分たちでやるという意識、住民が楽しくふれあう場ができること。がんばる地域ほど潤う仕組みだと感じました。
関市でも行政が大きな施策をやらなくとも、現状でできる取組が多いと感じました。
さてこれをどう展開して行くのか。考えて行かねばなりません。