がっかり。
2010年 11月 26日
残念でなりません。
質問の答えになっていない的外れな回答が多いのです。
これが、議会答弁で使用される行政テクニックというものでしょうか。
この市の答えに対する再質問はないこと、じっくり読む市民はいないと思ったのか、どうしても市民の意見を軽視しているとしか思えません。
特にランニングコスト・建設費の質問が多いのですが、その回答が大変的外れです。しかも経費の質問には、以下の的外れの回答が、ほぼすべてにコピペされてます。
例えば私がしたこの質問
「ランニングコストについて。2億8千万円の上乗せされる年間のランニングコストはねん出できるのでしょうか。合併後10年たっての、交付金一本化で、交付金が約20億円減ることが決定的です。昨今の景気で法人税も増加することは考え難くなっています。それにも関わらず、市の財政が運営できる根拠を示してください。」
◆市の回答
市の財政資料としてホームページで公表しました平成23年度から平成27年度までの「関市財政5カ年見通し」では、5年間の期間中において一時的に市債残高が増加しますが、概ね健全性を維持して運営できる見通しです。 しかし、合併による普通交付税算定替特例の終了に伴い、平成27年度から普通交付税額が段階的に減尐することから、施設の維持管理経費に限らず、新たな経費の捻出は容易ではありませんが、市としては市民サービスに必要な経費として確保したいと考えています。
→ランニングコストや建設費用の質問には、大概この回答がついています。
しかし、この「5カ年見通し」はまったく根拠になっていません。一番心配されるのが27年度以降の、交付金20億円が減ることを聞いているのです。そりゃ、交付金があるから「概ね健全性を維持して運営できる見通し」になるにきまっている。一番大事な27年度以降は「新たな経費の捻出は容易ではありませんが、市としては市民サービスに必要な経費として確保したいと考えています」というなんの答えにもなっていない。ようするに「がんばります」としか言っていない。
他にもつっこみどころ満載でした。
ひとつひとつ見ていくと、質問の答えになっていない回答が多いという印象です。
121個もの意見があり、8割以上が反対意見。
一つのパブリックコメントの公表に市長が記者会見を開いた異例のことだそうです。それだけ市役所内部がこの問題に対して神経質になっている証拠ですが。。。
ちゃんとこの市民の意見を聞いてもらえるのか、とっても不安です。