いいはの日
2010年 11月 12日
おそらく、イイ葉でも、イイ歯でもあるから、いろんな記念日なんでしょうね。
とにかく何と言おうと関市では刃物の日。
この日には、もう26年も前から、「刃物供養祭」が開かれております。
全国から刃物を回収して、供養し、鋼材として再利用しようという素晴らしい取り組みです。
今年は、関のまちづくりを標榜するぶうめらんとしても、何かやりたい!ということで、やりました「関の刃物分業見学ツアー」。
関の刃物は、分業制で発展してきました。
プレス、熱処理、カップ、ハンドル付けなどなど、細かく工程に分かれて、それぞれ専門家が、高い職人の技術を用いてやっと一本の刃物になるのです。
実は、それぞれの会社を回って工程順に見学するツアーは、初めてだとか。(刃物工業団地の中の会社をまわるツアーはあったそうです)
もちろん技術や機械のこともあるし、どこの刃物会社から依頼が来ているのか見れてしまうこともあり、なかなか見せてくれないものだそうです。
それを今回、三星刃物さんの協力をいただくことができ、キッチンナイフの工程を見て回るツアーができました。
それにしても面白かった。
特に、手抜きのプレスの技術がものすごかった。出来るだけ鋼のロスをなくすように、数ミリ単位を隙間をぬって、打ち抜いていく技術。しかもかなりのスピードなのです。
いや~ほんとに、刃物が完成するまでには、たくさんの人の苦労があることを知り、感動しました。
この企画も、少人数の募集だったのですが、ありがたいことに大変人気で、市役所にもぶうめらんにもかなりの問い合わせがありました。
今後もなんとかやっていければと思っています!
11月9日の中日新聞中濃欄