「企業とNPOとの協働」という言葉の違和感

書きたいことが溜まっていまして、記事がタイムリーではありません。

1月24日に企業とNPOとの協働現場訪問ツアーが関で開催されました。
これは岐阜県主催で、ぎふNPOセンターが運営しているもの。
こんな感じの内容でした。
関牛乳株式会社 × NPO法人せき・まちづくりNPOぶうめらん
関牛乳株式会社の関のソウルドリンク「関牛乳」を子どもの頃から好きになってもらいたいという思いと NPO法人せき。まちづくり NPO ぶうめらんの高校生が地域づくりに関わる機会をつくり、関市への郷土愛を醸成 させたい思いが合わさり、関高校の文化祭での「関牛乳総選挙」など高校と企業の連携が生まれています。 工場を見せてもらいながら、企業と NPO が協働してまちづくりに取り組む思いをお聞きします。
関牛乳さんの工場見学をさせていただいて、
高校ぶうめらんと関牛乳さんのコラボした取り組みについて、そして、ぶうめらんが取り組んでいるCSVの取り組みについてお話しさせていただきました。
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僕も工場の中に入るのは初めて。
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真剣に話をしてくれる吉田宰志社長。
参加いただいた方々も、とってもよかったと言っていただけました!

それにしても、以前から「企業とNPOとの協働」という言葉に違和感を感じています。
何が違和感なのか少し考えてみたら、
「第1の顧客としての企業」
「第2の顧客としての企業」
を分けて考える必要があるのではという考えに至りました。

第1の顧客としては、通常の事業活動。車を売って、お金をもらうと同じことです。
NPOは「社会を良くするための」サービスを提供している団体。
「社会を良くするための」をとってしまえば、サービスを提供している事業所として
企業となんら変わりがないわけです。
ぶうめらんならフリーマガジンの広告枠を販売して、企業に買ってもらう。
これは協働というのだろうか。

第2の顧客としては、支援者としての立場で、企業に資源を提供してもらうこと。
子育て支援の活動をしていて、その場所をショッピングセンターとかが提供してもらうとか
地域の防犯活動の車の維持のために資金を企業に提供してもらうとか

今、これを両方ごちゃまぜで企業とNPOとの協働と言っているのではないでしょうか。

第1の顧客としての企業とのやりとりは、協働と言わないほうがいいんじゃないかな〜。
ここでは、NPOも企業と同じ土俵で選ばれなければなりません。
NPOの強みとして、社会性や市民とのつながりがあるとかがある。それは、企業としてのデザインが強みとか、販路が強みとかの強みのオプションの一つではないでしょうか。

第2の顧客では、企業的に言えば、CSR、CSV、社会貢献。
こっちを企業とNPOとの協働というのではれば、なんとなくしっくりくる気がします。

自分が企業とNPOとの協働を使う時には、この辺りを分けて考えようと思っています。

まあ、そもそも、企業との協働の違和感の根本は、NPOも企業と一緒にやることを特別視せず、
当たり前にサービスを提供して、連携するようにならないといけないということからきていると思います。

あ、決してこの事業をディスっているわけではなく、この企業とNPOとの協働ということが当たり前になる世の中にしなければいけないなーと思ったという話です。


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by takayukin_K | 2017-02-01 20:12 | CSVのまちづくり

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