関市は世界農業遺産の鮎を育んだ水が毎日飲めるまちなんですよ。
2015年 12月 18日
世界農業遺産に認定された長良川の鮎は、長良川の豊かな水があってこそ。
関市は当たり前のように、水道水としてその恩恵を受けてきました。
だからこそ、関市は水道水が美味しいと以前から評判なんです。
合併前の町村ではそれぞれで水源が違います。
関の水源地をたどる旅をしてみました。
関の水源地を辿る男二人旅
最も身近な川の恵みである飲み水。
長良川をはじめ多くの川に恵まれた関では、どんな水道水が飲まれているのだろうか?
そんな疑問から、今回、市水道課と各地域事務所にご協力いただき、各地の上水道水源を訪ねた。
まずは、津保川系。
武儀地区の下岩浄水場ではなんと鍾乳洞内に湧く水を汲んでいる。
また、上之保地区の宮脇取水場では深井戸(地下130メートル)から豊富なカルシウムを
含む水が汲み上げられている。
ただし、この贅沢な水が飲めるのも今のうち。
下岩浄水場近くに開発中の井戸が完成後に両地区の水源は統合される予定だ。
次は板取川系。七つの簡易水道がある板取地区では不純物が非常に少ない水が特長。
約三分の一の世帯が上水道と谷水を併用している洞戸地区では、「高賀の森水」が
あまりにも有名だが、水道水は保健センター近くの取水場が主な水源。
しかし侮る事なかれ、毎年のアンケートでは、「おいしい」との声が多数。
住民のお墨付きだ。
長良川系の小瀬水源地では昭和二十六年から関の上水道を支え続けている。
今では、旧市内に限らず市内各地から小学生が見学に訪れるという。
最後は、武儀川系の武芸川地区。武儀川に近い水道管理室の第一井戸は、昭和四十七年以来、
姿を変えずに現役で活躍中だ。また、滅菌前の水で金魚(写真)が飼われており、
水質異常を知らせてくれる役割を果たしてくれている。
同じ市内でいろいろな水が飲める関。
川の恵みに感謝しながら、たまには「これは何処の水だろう?」と楽しんでみてはいかがでしょうか。
(記事山田)
記事は、ぶうめらん17号(2010年6月)のものです。
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