上之保はマルヘイで本を買う

先日、板取の本の購入事情について書いてみたところ、いろんな方から反響をいただきました。
他の地域はどうなっているのか気になってきまして、関市上之保地域、旧上之保村のことも調べてみました。
上之保地域は、現在人口1800人ほど。板取地域よりは多少人口は多いですが、どちらかというと、夏の観光地として交流人口が多いのは板取地域。だから、平成に入ってから板取にはコンビニができたのです。

上之保も本屋さんはありませんでした。
しかし、その代わりに、マルヘイがありました。
マルヘイさんは、今でも上之保事務所の隣にあるお店。何屋さんといったらいいんでしょう。
衣料品、食料品、お酒、贈答品、雑貨、あらゆるものがあり地域に欠かせないお店です。ネットでしらべると、マルヘイデパートって出てきます。まさにそう。
そこに本も販売しています。
昔は、雑誌類を中心に店頭で並べていたそうですが、現在は、注文のみだそうです。
以前は、一昨年閉店した関市のまちなかにあったクマダ書店さんから卸してもらっていたそうで、マルヘイの吉田社長が関に仕事で来たついでに本を受け取っていました。今は、同じ市内のどうや書店さんにもらいにいっています。発売日には手に入らない事もあるけど、そこは理解してもらっているとのことでした。

今やAmazonとかで買っている人がほとんどなのかな〜と思っていたら、実はそうでもないみたい。
上之保地域は村時代に村独自でケーブルテレビを引いていて、随分早い段階で、ある程度のインターネット環境が整っていました。話をお聞きしていて、びっくりしたのは、今、そのインターネットの契約者は上之保地域で100世帯ちょっとらしいのです。光回線とかは来ていないので、上之保でネットを使っている世帯が100世帯ほどということ。おそらく上之保全体で600世帯ほどなので、1/6しかネットを使っていないんですね。当然、スマホは3Gがきてますので一概には言えないですが、まだまだ、ネットによる発信は効果がなく、紙媒体や直接の繋がりでの発信が主体なんですね。

本は、皆さん、外に出た時に買ってるんじゃないですかね〜とのこと。
本から見てみるといろんな地域性がみえてきますね〜。

ちなみに、武芸川地域、武儀地域でも板取地域と同じように、学校で本の販売があったみたです。
by takayukin_K | 2014-02-14 12:20 | 本によるまちづくり

岐阜県関市でまちづくりの代表を16年し、市議会議員となりました。関市のまちづくりを政治活動、NPO活動、地域活動のさまざまな視点からお届けします。


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