投票率UPキャンペーンを振り返り
2011年 09月 13日
前回から、11.8%アップ。
今回、私はどちらの陣営にも顔をださず中立な立場で、投票率UPキャンペーン実行委員会のお手伝いをしました。この取組は、投票にいったら市内のお店100店舗で割引になる取組です。
ただ、私は、選挙前日に、同居していた祖母が急に亡くなり、選挙どころではなく、開票速報もお通夜の会場で家族とみていました。
10%以上アップしたといえども、思っていたより投票率は伸びませんでした。
結局盛り上がっていたのは、両陣営関係者と一部の市政に興味のある方々と言ったところでしょうか。興味のない方は興味のないまま。
はたして投票率UPキャンペーンがどれだけ効果があったのか…。
各地の投票所にいた方からは、かなりの数の方が、投票所前の写真を撮っていたという話も聞きました。しかし、興味のない方に訴える手法だったのが、今回のキャンペーンです。もともと選挙に行く人が使っても、あまり意味がないのです。
まあ、この投票率UPキャンペーンは、ある意味邪道なものです。本来であれば、そんなものがなくとも、候補者の政策を吟味して、投票すべきです。しかし、選挙制度の問題もあり、政策を吟味できる場はほとんどありません。制度を変えろと言うのは簡単ですが、実現は難しい。私たちイチ市民は、今、自分たちにできることをやるだけです。
今の関に必要なのは、少しだけ意識をかえてもらう、きっかけではないでしょうか。
なんにせよ、こんな小さな市民の取組ひとつで、なにかが変わるとは思っていません。まちづくりの活動は、小さな取組を続けてこそ、意義が広がっていくものです。今回の取組をしっかりと振り返り、今後も、継続的にこのような取組をやっていきたいと思っています。
それにしても、関市の、普段はみえない黒く渦巻いた部分が表に出てくるのが選挙なんですね。市民とは何か、市政とは何か、協働とは何か、市民活動とは何か、いい経験をさせてもらいました。