助成金審査会で感じた事。
2011年 04月 26日
県内でもっとも恵まれていることで有名な関市民活動助成金は、今回で3年目です。
審査委員でまちづくり協議会会長の浅野さんも話されていましたが、1年目と比べると申請書の質が随分とあがってきたな〜と思います。この助成金のおかげで、市民活動が活発化されている事は間違いないことなので、この調子で有効活用されていけばいいですね。
それでも、この上限100万円という金額に見合ったレベルにはまだまだ達していないと思います。
一つが、審査基準が公表されているのに、それを意識していない団体が多い。事務局から「プレゼンテーションにはこういったことを盛り込んでください」という案内文章をわざわざ出しているにも関わらず、その内容にそって話した団体はほぼなし。せっかく、審査員が記入する得点表に沿った案内なのに、もったいないな〜と思います。また、事業の内容が明確でないところも多いです。特に団体の本来事業と、今回申請する事業との区別が曖昧。プレゼンの時間を守れていないなどなど。
要するに、お金を出す側が求めていることを、申請する側が答えられていないと思います。
関市では、助成金の申請書を書いた事がない市民活動団体がほとんどです。書く事自体で、事業の整理ができる面もあります。チャレンジしようと思ってもらえるように、助成金のハードルをもう少し上げて行く必要があると感じました。新規団体のやる気を削ぐほど上げてもいけませんが、「おまはん、あの助成金、てーれー簡単に100万とれるぞ」と思われてもまずいので。
なんにせよ、市民活動センターとして、関市の団体が今後どんなサポートが必要か感じる事ができた1日でした。
ちなみに、結果はでましたが、発表はまた後日ということで。