続・箱モノ行政批判。
2010年 09月 05日
関係者の方にもおそらく届くだろうと思いながらも、また完全なる行政批判です。市外の方と色々と話していると、この時代にこんな箱モノをつくろうとしている事実にまずびっくりされます。関市はなんて時代遅れのダサいことをしているんでしょうか…。
9月1日号の広報せきに、健康福祉交流施設の計画の説明がありました。
広報せき「健康福祉交流施設の整備に向けた基本計画(案)のお知らせ」
見てみてびっくり。良いことしか書いてありません。
年間維持費のことは一切書かれていません。
しかも案の定「市民の意見を取り入れています」と書いてあります。
笑ってしまいます。
前回まちづくり協議会で、担当者に「どんなアンケートをとったのか?」質問したら、かかる費用も提示せず「あったら使いますか?」と聞いたアンケートをしたそうです。そりゃ「あったらいいんじゃない」という方が多いと思います。
この広報の記事で、パブリックコメントを募集する訳です。
前回のブログで、それぞれ入居予定の事業のおかしさは書きました。
しかし私自身、この箱モノの最大の問題は「年間維持費」だと思っています。
以前説明のあったものは、年間光熱費だけで3200万円というもの。そのほかに、管理運営費等もかかってくるわけです。
HPに提示されている詳しい資料をみてみました。するとありました。年間にかかるコストを積算した資料が。
P14 複合建築物の管理運営方法
この資料をもとに、「光熱費」以外で、この箱モノを建てることで新たにかかる「管理運営費」を計算してみました。
すると、びっくり!!!
年間約2億4500万円…。
それにプラス、光熱費3200万円。
合計、約2億8000万円が、新たに毎年かかってくるようです。
思い違い、計算が違っていたらすいません。
(資料内の管理運営費の「計画の経費」から「現在の経費」を単純に引いてみました)
毎年そんな費用をどこからねん出するんでしょうか…。
今年度でも財政が厳しいという理由で、補助金等がどんどんカットされているのに。
正気とは思えない。
職員の方、議員の方、本当に本当に、必要だと思ってやっているんでしょうか。みなさんの、良識、関市への想いに期待をしてはいけないのでしょうか…?
今回、「声をあげる」だけではいけないのです。
この箱モノだけは、絶対にやめさせなければいけないものだと思っています。
でも、本気でやめさせるためには、どうすればいいのか、ちょっと良い考えが浮かんでいないのが現状です。
9月末に予定している「市民フォーラム」は第一歩にしかすぎないわけです。
どうやって、この先を描いていけばいいのだろうか…。また若造が偉そうになんて思われるんでしょうが…。
ちなみに・・・これは、北村個人としての意見ですのであしからず。