関市箱モノ行政。

ひどいです。関市はこんな時代に大きな箱モノを作ろうとしています。昨日の関市まちづくり協議会の役員会で、議題に上がったことが、関市が巨大な箱モノを作るという話でした。これは以前からブログにも書いている「公共交通拠点」から、場所が移転が決まり「健康福祉交流拠点」となったビルのこと。
今回、このビルに何を入れるのか青写真ができたということで、市の担当者が説明してくれました。

びっくりしました。説明にイチイチ納得ができない。結局、建物ありきで知恵を絞った、後付けの理由じゃないでしょうか。

それをイチイチ、ねちねち書いてみます。

①施設に保健センター移転させる
老朽化により保健センターの建て替えが必要なことは確かです。しかし、すでに保健センター横の土地を購入しています。健康福祉交流拠点に移転すると、この土地の取得は無駄です。

②施設に診療室・医療相談所をつくるそうです
隣には中濃病院があります。半径1キロ圏内にお医者さんもいっぱいあります。
診療室っていったいなんでしょう・・・?医師は常駐していないそうですが、そんな部屋いるんでしょうか・・・。

③200メートル西に「総合福祉会館」があります
「総合福祉会館」と「健康福祉交流施設」かなり役割は重なってくると思います。ちなみに、総合福祉会館にある「包括支援センター」は、この新しい施設に移転するそうです。200メートルのお引越しに意味はあるのか…。

④病児保育施設をつくるそうです
必要だというのはわかります。しかし他市の病児保育施設の利用状況ってどうなでしょうか?関市より圧倒的に大きな市が、利用者がかなり少ないという話はよく聞きます。しかも現在、関中央病院が市から若干のお金をもらい、病後児保育をやっています。わざわざ箱を行政で用意して運営しなくてもよいと思います。

⑤公共交通の拠点が2つに
この施設を、この市役所隣につくる上で、もともとの場所である関駅西側も電車とバス乗り継ぎ拠点として整備するそうです。結局2つもいるんでしょうか?

⑥建設費28億円、ランニングコストが光熱費だけで年間3200万円
そして何よりもびっくりしたのが、ランニングコストが年間3000万円かかること。しかも光熱費だけです。市の当局もこれに対する明確な回答は持っていませんでした。今の財政から毎年3000万円余分にかかるなんてどうやってだすんですか。廃止が決まった岐阜市の未来会館と同じ運命をたどりそうです。建設費約28億円は、「合併特例債」や国のお金を使って関市の負担はかなり少ないことを胸を張って言っていました。(これも疑問。結局国の借金も、僕らの負担)

つまり、すべてにおいて費用対効果が悪すぎるんです。建物を建てなくても代替可能なサービスばかりだと思います。

ちなみに、ここまで偉そうに書いて大変心苦しいのですが、現在ぶうめらんが運営する市民活動センターもこの施設の計画に入っています。サービスが拡充されることは良いことですが、28億円かける意義があるのかという点ではどうなんでしょう…。

また、「病児保育があったら利用するか」というアンケートもとって半数以上が「利用する」と答えたそうです。当然このアンケートは「28億円と毎年3000万円かかります」ということは入っていません。そりゃみんな「あったらいいね」とは答えるでしょう。

皆さんも、一度この計画を見てください。びっくりすると思います。
この計画は、9月1日号の広報せきに掲載され、9月1日~30日までパブリックコメントを募集するそうです。

僕は「何をいれるのか」という議論ではなく「この施設が必要か必要でないか」の議論が足りていないと思います。

何とかして、みんなでそんな議論ができる場を作って、市民としての声を盛り上げていけないかと思っています。
議会で決まったから仕方ないではなく、おかしいことには市民が声をあげなければいけないと思います。

借金を背負うのは、僕らなんですから。
by takayukin_k | 2010-08-19 18:28 | ディープな関の情報

岐阜県関市の魅力をせき・まちづくりNPOぶうめらん代表北村隆幸の好みで発信するウェブメディアです。関に住んで、まちづくりに取り組む人ならではのディープな関の魅力を発信中。たまにまちづくりを暑苦しく語ります。


by takayukin_K